2015.4.11
ぶっつけ本番シーズンに挑む岡村咲 初体験の最終日最終組へ
『スタジオアリス女子オープン』 花屋敷ゴルフ倶楽部よかわコース(兵庫県) 2日目
早朝7時19分、首位と6打差からスタートした岡村咲がスルスルとリーダーボードを駆け上る。バーディーを6つ奪い、気が付けば優勝が狙える位置でホールアウト。今日そのマスクの下では、少なくとも6回は笑顔がはじけたはずだ。
重度の食物アレルギーを持病として抱えており、「ほとんど練習していません。ラウンドしたのは5回ぐらい。ゴルフの出来ないオフは初めてでした」と、プロにとっては貴重なオフシーズンの時間の殆どを、治療と体のトレーニングに充てたという。「いいか悪いかというと悪くはないんですけど…」と、この時期もれなくついてくる花粉症により、体調も万全でない中での転戦生活を送っている。口にできるものも限られているので、「体重が毎週落ちてしまう」というアスリートらしからぬ悩みも。しかしそんな話をしている時も、この人は笑顔がはじける。
気が付けば明日は初めての最終日最終組でプレーをすることになった。「平常心でスタートするのは私には不可能かなと思いますので、平常心にいち早く戻れるようなゴルフをして、18番のカップインした時に自分がどこにいれるかですね」とその最終組への抱負。もしその18番、リーダーボードの最上段にいた場合にマスクを取るかと聞かれると「そうですね。取らないと怒られちゃいますよね」と最後ももれなく笑顔がはじけた。
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