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2023.8.5

15年V-西山ゆかり『コースに助けられている』

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

北海道 meiji カップ 札幌国際カントリークラブ 島松コース(北海道)第2日

 やはり相性は抜群。15年、今大会でツアー初優勝を飾った西山ゆかりが、今季ベストの67をマークした。通算6アンダー、7位タイからの大逆転を狙う。

 「シンプルに優勝したいといいます。いろいろなことを考えない。その方が私らしい」と笑顔で語った。6バーディー、ノーボギーの内容。「きょうは、ひとことで言い表すと、本当にナイスプレー。いいパーセーブが2つあり、いいパッティングが決まってバーディーもあった」と前置きし、「6番はピンチでしたけど、グリーン手前の木に当たってボールが出てくるラッキーが…。コースに助けられている。やはり、優勝したコースだからでしょうか」と続けている。

 若年化が進むJLPGAツアーで、41歳と聞けば大ベテランのイメージが浮かぶ。とはいえ、ゴルフをスタートさせたのは高校3年。ハンドボールからの転身だった。「真夏のハンドボールの練習を考えれば、暑いなんていっていられません。とても元気です。基礎体力がしっかりできている」と頼もしい。

 そのためにトレーニングとアフターケアを怠らない。「プレー中、アミノ酸を飲む。それから、最近は温冷交代浴がすごく効果がある。特に水のお風呂。火照っている体を冷やすのは気持ちがいい。疲れがなくなる」と説明した。

 また、以前から変わらないものがある。取材の笑顔対応だ。「元気でいなければゴルフはできません。笑顔だってそうです。私にとってゴルフは一生の仕事。いつかはやめる日が来るでしょうけど絶対、自分で線を引くことはしません」と語った。

 インスタートながら、終盤の7番で7メートルのバーディー。最終9番では58度でチップインバーディーを披露した。今大会は推薦出場。期待に応えようと、気迫十分のムービングデーだった。

(青木 政司)

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