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2023.8.6

川﨑春花 激闘の3日間→全英へ挑戦

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

北海道 meiji カップ 札幌国際カントリークラブ 島松コース(北海道)最終日

 さぁ、全英女子オープン。川﨑春花は強行軍で、今年最後のメジャーへ挑戦する。この日、最終組で優勝争い。前半2バーディー奪取で一時は首位に並んだが、信じられないことが発生した。12番、第1打は楽々とフェアウェイをとらえたようにうつったが、木を直撃して何とOB。

 「後半に入る前、パー5の12番はバーディーをとれたらなぁ。狙っていた。だから超ショック。こんな経験はこれまでの人生で初めてです。でも、うまく気持ちを切り替えて、ボギーで上がろう」と、勝負の明暗を振り返った。結果は3位タイ。しかし、18番でバーディーフィニッシュを決め、「自信になった一日」と、笑顔を浮かべている。

 それにしても、予期しなかった全英挑戦。「3日の夜9時、マネージャーさんから連絡があった。一度はやめようと決断したけど、行かなければ後悔する。気持ちの整理ができた」と前置きし、「それからが大変。父とマネージャーさんが動いてくれて、遠征の準備が整った」。

 とりわけ苦労したことは、ウェアの用意である。首のまわりには、スポンサーの文字が入っているものはNG。メーカーも大あわてだった。この日は北海道へ宿泊し、明朝、羽田経由で大一番へ向かう。調子は、もちろん上昇ムード。目標は-の質問に、「行くからには上位を目指します」と一度は歯切れよく答えたものの、同期の櫻井心那が優勝、と宣言したことを聞かされた。

 そこで、「一緒に優勝としておきましょう」と、即座に修正している。この心意気。さすが京都出身のヤマトなでしこだ。

(青木 政司)


<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

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