2023.9.6
明るく・楽しく・元気に-川﨑春花の三大決意
<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>
JLPGAツアー2023シーズン公式競技・第2戦『日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯』(賞金総額2億円、優勝賞金3600万円)が9月7日、長崎県長崎市・パサージュ琴海アイランドゴルフクラブ(6755ヤード/パー72)で開幕する。6日はプロアマ大会、公式会見が行われた。
明るく・楽しく・元気に-自身初のディフェンディングチャンピオンとして、今大会へ臨む川﨑春花が3つのテーマを掲げた。心が洗われるような言葉を笑顔で語り始めている。
史上に残る逆転勝利だった。22年大会最終日、首位と4打差の4位タイからスタートし、史上最年少の19歳133日のメモリアルV。予選会を通過し、プロの頂点へ一気である。史上初の快挙は、初出場初優勝(史上5人目)、JLPGAツアーと、ステップアップツアーの同年優勝(史上3人目)、開催地の京都出身のホーム優勝など、記録ずくめの大会となった。
あれから一年。「去年は信じられない優勝でした。あれから一年が過ぎて、すごく早い。それが今の心境です。ただ、ディフェンディングだから、と気負わない。開催コースも違います」といい、「前週最後、それから終わって、とてもいい感覚をつかめている。だから、公式競技だから、と意識はせず、ひとつの試合として臨めると思う」。肩から力が抜けている様子は、好印象である。
当コースで開催は8年前。もちろん、プロになって初挑戦だ。しかし、この日のために今オフの1月、櫻井心那、佐藤心結と一緒に練習ラウンドを行っている。「3人で一緒に合宿をしたい、と話して、それなら環境がいい長崎でやろうとなった。ショットの精度が、カギを握る。それからパッティングの距離感をより大切にしなければならない。そんな印象を受けました」と解説した。
<Photo:Hiromu Sasaki/Getty Images>
今季はなかなか優勝へは届かない。これが2年目のジンクスというのだろうか。「私は無意識でしたけど、さらなる飛距離、ショットの精度を求めすぎてスイングを崩してしまった。テークバックで体全体が回りすぎてしまう。上下動が大きく、バラバラです。その上下の動きを抑えながら、いい感じでクラブが振り切れるようになった」。さらに説明を加えている。
続けて、「優勝してから毎週、試合へ出場させていただいています。ただ、周囲の環境が変わりすぎて、自分自身へプレッシャーを与えてしまった。だから、今回は伸び伸びとプレーをします」。収穫の秋は原点回帰の時である。
(青木 政司)
関連ニュース & トピックス
- 2024.9.6
- 20年連続出場 藤田さいき-太公望の心意気
- 2024.9.5
- 髙久みなみ・岸部桃子がエース達成
- 2024.9.5
- 髙久みなみ-おはようエース達成
- 2024.9.4
- 最新情報①ーソニー 日本女子プロゴルフ選手権大会ー明日へひとこと
- 2024.9.2
- 5日開幕『ソニー 日本女子プロゴルフ選手権大会』