2023.11.25
蛭田みな美 一気に11人抜き
<Photo:Hiromu Sasaki/Getty Images>
JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ 宮崎カントリークラブ(宮崎県)第3日
前日とは一変。蛭田みな美がこの日のベストスコア66をマークし、11人抜きで3位タイへ躍り出た。15番では、鮮やかとしか表現しようがないショット・イン・イーグルを披露。ムービングデーでもっとも輝いた選手である。
「15番は、ほぼ狙い通り。残り142ヤードを8Iです」。スコアにかかわらず、どんな時でも笑顔で対応がトレードマークだ。とはいえ、この時だけはまだ少し興奮気味だった。
序盤から静かな闘志を燃やし、第3日へ挑んだ。「きのうは風に翻弄されっぱなし。すごく難しい状況でした。今回、初出場ですけど、コースそのものが難しく、特にグリーンが大変。ラインを読んだつもりでも、うまくいかないことがほとんど・・・。だけど、このままで終わるわけにはいきません。きょう、アンダーパーでラウンドをしなければ上位は望めない」。
プロ8年目で大躍進。JLPGAツアー初優勝を飾り、ここまでメルセデス・ランキングは21位と上昇した。当然ながら、24年はシード選手。前年までと気構えが違うのだ。「11月といえば毎年、QT。翌年のことを考えると、いろいろな心配事ばかりでした。でも、今年は何の心配もなく、試合へ全力投球できる。ありがたいです。だから、最終戦は悔いが残らないように、全力で行こう。それだけです」と話している。
<Photo:Hiromu Sasaki/Getty Images>
ただし、イーグルの次、パー3・16番がちょっといただけなかった。ピン20メートルから、3パットのボギーを叩く。しかも、ファーストパットで4メートル、カップをオーバーした。「もったいなかったですね。きょうは、ここだけ」。そうはいっても、続く17番では4メートルのバーディーを決め、バウンスバックに成功した。
同じ4メートルで、やり返す。ここが大きく変貌を遂げたポイントだろう。以前から、「私はスイングに自信をもっている」と言い続けてきた。あすは23年、納めのラウンド。第3日に披露した爆発力を、最終日に再現しても不思議ではない。
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