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2023.11.30

小倉彩愛が首位浮上 3差2位タイは菅、脇元

小倉彩愛<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

 2023年JLPGAツアー クォリファイングトーナメントファイナルステージ大会第3日が11月30日、静岡県袋井市・葛城ゴルフ倶楽部 宇刈コース(6,421ヤード/パー72)で行われた。小倉彩愛が69をマーク。通算9アンダーで首位へ浮上した。3打差の通算6アンダー、2位タイは菅楓華、脇元華。通算5アンダー、4位タイグループは新垣比菜、アンシネなど5人がひしめく混戦となった。

 QTファイナルSは24年シーズン、第1回リランキングまでのJLPGAツアー、ステップ・アップ・ツアーの出場資格(シード選手等を除く)決定戦。例年の実績ではJLPGAツアー出場は、上位30位前後がボーダーラインになっている。
(天候:曇りのち晴れ 気温:13.3℃ 風速:6.8m/s)

小倉 彩愛(1位:-9)
 「プレー進行が少し遅いから、打っては待つことが多かった。だから体を冷やさないようにするなど、うまく対応できたと思います。特にアイアンショットはこの3日間で一番。
 きょうはホールアウトしてから3アンダーは良いプレーだったとわかったぐらいで、周囲を気にしないでワンプレーへ集中できた。ひとつひとつ、うまくクリアしている。そんな印象です」


脇元華<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

脇元 華(2位タイ:-6)
 「パーオンは13ホール。ショットはまずまず。順調です。きょうは風が強かったけど、特別なことはせず、いつもと同じように、と心がけた。スコアを3つ伸ばせてよかったです。
 最終日は気を抜かず、気持ちを緩めないようにすることでしょう。この3日間と同じプレースタイルでいいかなぁ」


李知姫<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

李 知姫(4位タイ:-5)
 「後半はとても風が強く、大変でした。前半、スコアを伸ばすことができて、本当に良かったと思う。風が回っているし、一定に吹くわけではない。3日間、プレーをしてもなかなか思い通りにはいきませんね。それでも、難しい1、2番をいい感じでいけて、リズムよくプレーができた。
 今年はステップ・アップ・ツアーへ出場。JLPGAツアーと違い、結果にかかわらず、みんながプレーを楽しんでいた。もう、私は十分なキャリアがある。だから、スタイルを変えなければいけない。そう考えていた矢先、ステップで環境を変えることですごく勉強になった。幸い、優勝することができたし、おかげさまでQTもファーストは免除していただいた。
 今回、チャンスをつかんでもう一度、上で戦えれば-そういう気持ちでいる」


上野 菜々子<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

上野 菜々子(4位タイ:-5)
 「前半、2連続チップイン。きのうからアプローチのイメージがすごくいい。我慢したかいがありました。実はQTファーストステージ第1日、5オーバーのスタート。もう、どうしていいかわからない。そこで、青木瀬令奈さんへメンタルを安定させるにはどうしたらいいですか-短いメールを送信した。
 そうすると、わかりやすく5つのポイントを返信してくださった。中でも、きょうも18ホールプレーできる幸せを感じながら、の一文にはハッとさせられました。私自身、18ホールをプレーするのは当たり前のことと考えていたから、気持ちの持ちようで、すごく新鮮な気分になれたと思います。そんな気持ちでプレーをしていたからこそ、大王製紙エリエールレディスで今年、2勝目をあげられたのでしょうね。
 最終日は気負わずに、幸せをかみしめながら一生懸命にやろう。全力でプレーします」


アンシネ<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

アン シネ(4位タイ:-5)
 「序盤から流れを良くすることができず、ショットもうまくいかない。さらに風の計算ミスがあって、プレー全体がまとまらない。寒くて、苦労の多い一日。チャンスはあっても、ちょっとミスが多かった。
 私は今回、QTというより、久々の試合という気持ちでプレーしている。順位の競争ではない。良い内容を求めています。最終日、しっかりスコアを出す。これが目標です」

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