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2024.3.7

パーセーブ率100パーセントの神谷そらが2位タイ発進

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

明治安田レディス ヨコハマタイヤゴルフトーナメント 土佐カントリークラブ(高知県)第1日

 4バーディー、ノーボギーの68をマークした神谷そらだが、スタッツを見るとフェアウェイキープ率が50パーセント、パーオン率が61.1111パーセントと決して高くない。フェアウェイが比較的狭く、風が吹いていたことでボールコントロールが難しかったからだ。風の影響でグリーンも硬くなり、ボールが止まりにくいことも影響していたことも大きい。そんな状況で神谷を救ったのが、アプローチだった。

 「風のジャッジが難しく、かなり苦しめられましたが、グリーン周りのアプローチで何とかしのぐことができました」と笑顔を見せる。確かにこの日の神谷は寄せワンのパーが6つあり、チップインバーディーが1つあった。“転ばぬ先の杖”ではないが、アプローチの調子がいいとゴルフに余裕が生まれる。例えば、ラフからセカンドショットを放つ際、ボールが止まりにくくなるが、無理にグリーンを狙うよりもアプローチしやすいところに打てばいいと思うことができる。ティーショットに関しても多少ラフに外してもパーセーブできると思えるのだ。


<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

 神谷が昨年マークしたリカバリー率は60パーセント(66位)と、数字的には高くなかった。「特にアプローチの引き出しが増えたわけでも、上手になった自覚もありません」と言うものの、「素振りのときにイメージを出しやすくはなったとは思います」と分析する。今季がツアー2年目の神谷だが、昨年1年間で様々な経験をしたことがレベルアップにつながっているのだろう。前週のダイキンオーキッドレディスではリカバリー率が70パーセント、この日は100パーセントと成長著しい。昨年のドライビングディスタンスが260.82ヤードで1位というツアー1の飛ばし屋がアプローチの精度を上げればまさに鬼に金棒と言えるだけに、この日の4アンダーも当然だ。

 「2日目以降も風のジャッジが難しくなると思いますが、イメージどおりのショットが増えればいいですね」と語る神谷。しかし、2週前に出場した台湾女子ツアーの試合では、今大会以上の強風下でラウンドしているし、今大会並みに風の強かった前週のダイキンオーキッドレディスでは4位タイに入っている。ある意味風対策は十分とも言えるだけに、このまま上位で週末を迎える確率は高いと言えるだろう。

(山西 英希)

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