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2024.3.31

4位タイ・河本結『ゴルフ脳を鍛えることができた』

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

ヤマハレディースオープン葛城 葛城ゴルフ倶楽部 山名コース(静岡県)最終日

 最終日、河本結が5バーディー、ノーボギーの67。通算8アンダーとスコアを伸ばし、4位タイでフィニッシュした。「アグレッシブにピンを狙う。私らしいプレーがようやく身についてきた感じがする。今大会はゴルフ脳を鍛えることができた。でも、これ一度で終わってはいけない。シーズンを通してやります。まだまだ成長過程です」と、言葉が弾む。

 目指しているのは自然体。一打必中である。もっとも印象に残ったのは、パー3・17番。ホールインワン賞300万円がかかっていた。6Iでピンへ一直線。ボールが落下してからも、ラインには乗っていた。が、ピンへ当たり、押し戻される形に。本当に残念無念とはこのことだろう。

 「きょうは、ピンチが特になかった。チャンスをすべてモノにした感じです。でも、17番は…」と苦笑した。スランプを脱出し、ようやく上昇ムードへ転じた証といえるだろう。「良くも悪くも、きょうのプレーは忘れます。また、次週は新しいスタートを切る」が、ニュースタイルなのだ。1年前からWINメディテーションで注目を集める、兼下真由子さんの指導を受け、メンタルトレーニングを行っている。

 「固定観念にとらわれない。パフォーマンスをあげてプレーしたい。成績がふるわなかったとき、私はメンタルトレーニングでここまで戻ってこられた」と、絶大な信頼を寄せているのだ。そのために連日、瞑想をおこなうことがルーティンになった。「時間の長短よりも、気持ちをリセットすることが大切。プレー中だって、目をあけていても移動中に瞑想することもありますよ」。

 ちなみに、最終日のトレードマークは赤のウェアがお決まりだった。しかし、この日はグリーン。コースに映えていた。これひとつとっても、固定観念にとらわれないニュースタイルである。

(青木 政司)


<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

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