2024.4.28
激闘・第6組 竹田、蛭田が奮闘
竹田麗央<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>
パナソニックオープンレディースゴルフトーナメント 浜野ゴルフクラブ(千葉県)最終日
激烈な優勝争いをさらに、熱くしたのは最終組から4組前でプレーした第6組。特に竹田麗央は、史上初の初Vから3週連続優勝がかかっていただけに、スタートからフル回転。連続バーディーで勢いに乗った。
最後まであきらめない。そんな気持ちがボールへ乗り移ったのがパー5・15番の第3打。ラフから残り50ヤードを、58度でチップインイーグルを決めた。さらに、パー5・17番は2オンに成功する。ピン5メートルから2パットでバーディー奪取。意地をみせつけた。
「(記録の)プレッシャーはなかった。前半、首位へ2打差まで詰められれば、チャンスはあると思ってスタート。それだけに、ボギーの14番がもったいない。3パットだから、悔しいですね」と、通算16アンダー、5位タイの成績を振り返っている。
それでも、すぐさま、「3週連続優勝へ届かなかったけど、悔いのないプレーができた。その点では良かったと思います。ただ、第1日がちょっと…」。25位タイと出遅れたことが心残りに違いない。
ただし、抜群の修正力を身に着けたのは今季、大躍進の要因である。今大会も、「80ヤード、70ヤードで距離のミスがきのう1回、きょうも1回あった。次週は今季初の公式競技。しっかり直して、頑張ります」と、大一番に向かうテーマを掲げている。
蛭田みな美<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>
一方、第1日、大会コースレコードを更新した蛭田みな美。2打差の2位タイは今季、ベストの成績だ。「きのうスコアを伸ばせなかったのが、すべてです」と、サバサバした表情で語っている。確かに、すごいスコアを出した翌日はふるわない…といわれるが、第2日は突然、パッティングの不調におそわれた。26パットから34パットへ急降下。「テークバックでインサイドに上がっていたことに気がついた。ほんの少しですけどね。きょうの朝、気がつき、修正したら良くなった。おかげさまで27パットです」と、再浮上のポイントを明かしている。
加えて、「竹田(麗央)さん、高橋彩華さんのリズムがとてもいい。おふたりがスコアを伸ばしていたし私も、離されずについていこう作戦でした」。こちらの修正力もなかなかのもの。調子が上昇へ転じて、ワールドレディスチャンピオンシップサロンパスカップへ挑戦である。
(青木 政司)
蛭田みな美<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>
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