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2024.5.31

上昇急 蛭田みな美-ピンデッドで首位

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

 JLPGAツアー2024シーズン第14戦『ヨネックスレディスゴルフトーナメント 2024』(賞金総額9,000万円、優勝賞金1,620万円)が5月31日、新潟県長岡市・ヨネックスカントリークラブ(6,339ヤード/パー72)で開幕。アンダーパーフィニッシュが48人という大混戦となった。大会第1日、5アンダーで穴井詩、森田遥、蛭田みな美が首位スタート。1打差の4アンダー、4位タイに脇元華、吉本ひかる、須江唯加、桑木志帆、葭葉ルミ、青木瀬令奈、橋添穂、柏原明日架がつけた。
(天候:曇り時々雨 気温:19.6℃ 風速:3.6m/s)
《グリーン=スティンプ:11 1/3フィート コンパクション:23mm》

 コースと真っ向勝負。蛭田みな美は18ホール、ピンデッドの戦いを挑んだ。「午前中の雨で、グリーンでボールが止まる。小細工などいらない。ショットの良しあしだけでスコアが決まる。こういう日も私は好きです」とプレーを存分に楽しんだ。

 その結果が7バーディー、2ボギーの内容。「100ヤード以内からボギーにしたホールがあり、そういうところは後味が少し悪い。でも、すべてを振り返れば、及第点。頑張ってよかったです」と話した。

 そのボギーとは15番。52度を選択した、残り100ヤードの第2打でグリーンオーバーのミスがあった。しかも、リカバリーショットもうまくいかない。気合を入れ直してパー3の16番へ挑んだ。何とここでは10メートルのバーディーパットをカップイン。勢いに乗って、17番でも残り89ヤードの58度をラフから、1メートルにつけるナイスショットを披露した。当然のように連続バーディー奪取。一気に首位へ並んだ。


<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

 今大会は14年のアマチュア時から出場してきた経緯がある。「今回で7回の経験があります」という。プロ2年目の17年には2位タイの成績を残している。加えて、体調不良から復帰して今回が2戦目。調子が一段と上昇しているのは確かだ。

 「発熱したわけではないけど、風邪のような症状が続き、5月の中旬までいまひとつの感じでした。加えて、右手の筋まで痛み出して・・・。ブリヂストンレディスをお休みさせていただきました」そうだ。1週間、静養に努めると見違えるほどに良化。「一日、コースへ行ったけど、それ以外は自宅でクラブを握らずに過ごした。右手の痛みが解消。風邪のような症状もなくなった」と説明する。

 その上で、「前週とは使用クラブが2番手ぐらい違うかもしれない。最近はピンデッドの勝負がなかったから、すごくおもしろい」とも解説。故郷の福島と隣接する試合は、シーズン4試合と少ない。「皆さん、応援に来てくれるとうれしいなぁ」と、ポツリとつぶやく。まさに、ファンにとってアグレッシブなスタイルを目に焼き付けるチャンスである。

(青木 政司)

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