2024.5.31
ある日、突然-青木瀬令奈が変身中
<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>
ヨネックスレディスゴルフトーナメント2024 ヨネックスカントリークラブ(新潟県)第1日
やはり抜群の相性を再確認。青木瀬令奈が1打差の4位タイと好スタートを切った。「朝イチで5オン1パット。ナイスボギーのスタートでした。それから前半はあわやOBが2つも・・・。それでも、OBにならなかった。本当にコースとの相性の良さを感じます。また、何とかイーブンパーでハーフターンができれば、と一生懸命でした。そんな忍耐が徐々に実って、だんだんバーディーパットが打てるようになってきた。60台のスコアですからね」と、第1日を振り返る。
内容は5バーディー、1ボギー。特に喜んだのは18番だった。「2年前の最終日、プレーヤーズ委員会へチャリティー贈呈があり、表彰式へ出席しなければならなかった。その時、18番で最終組の3組前ぐらいからプレーを見学。ピン位置を見ながら、もう一度、このホールの攻め方を考えた。きょうは無理をせずに手前から。のぼり2メートルをしっかり決めることができた。あの日の経験がきょう、生かせるなんて本当に思わなかったですよ」と、目を丸めていた。
さらに、意外なエピソードを明かす。「1Wが今季は安定していない。というのは、飛距離がアップしたからです。今、ヘッドスピードが40.6m/s。40を超えたのは初めてです。キャリーで10ヤードは飛距離がのびた。突然の変化ですよ」と前置きし、「2年前からトレーニングを毎週、月曜日に行っている成果が突然、出てきたのでしょうね。トータルの飛距離が245ヤードぐらいになっている」と説明する。
<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>
確かな手応えを得たのは前日のプロアマ大会のパー5・13番。「去年までは当然、レイアップだったけど、きのうは思い切って2オンへ挑戦。ほぼ、達成できた。現在、成長中で私自身の飛距離がわかっていないから、ショットが安定しません」とうれしい悲鳴をあげている。
地味なトレーニングを積み重ねた成果は、即効性があるわけではなかった。加えて、コンビを組む大西コーチから、「スイングは今季、一番いい」というお墨付きまで。創意工夫を重ねながら、ニュースタイルへ転換中だ。練習ラウンドでは弾道計測器を使用して、データも計測してきた。
継続は力。大会2勝を視野にとらえている。
(青木 政司)
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