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2024.6.6

大里桃子、今季自己ベスト65で2位発進

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

宮里藍 サントリーレディスオープンゴルフトーナメント 六甲国際ゴルフ倶楽部(兵庫県)第1日

 ツアー通算2勝を挙げ、20ー21年シーズンには賞金ランキング12位となった大里桃子。23年まで4シーズン連続でシード権を保持していたが、メルセデス・ランキング86位に終わり、初めてシード権を失った。しかし、QTファイナルステージで5位に入り、今季前半戦の出場権を獲得。捲土重来で臨んだ今季だが、序盤戦は思うような結果を残せずにいた。

 しかし、ワールドレディスサロンパスカップで15位タイに入ると、そこから5試合連続で予選通過し、リゾートトラスト レディスでは8位タイとなった。今大会第1日は今季自己ベストとなる65をマークし、2位でホールアウト。上位どころか、優勝すら見える位置につけた。

 聞けば、シーズン前に体とスイングの関係について研究したという。「昨年はスイングが悪かったせいで腰や腕、足などを痛めてしまいました。それでスイングやトレーニング方法を変えたところ、ショットが安定しただけでなく、飛距離も伸びてきました」。確かに、昨年は65.7912パーセント(60位)だったパーオン率が、今季は72パーセント(10位)まで上がっている。ドライビングディスタンスも234.53ヤード(73位)から240.37ヤード(39位)となった。

 「スイングについて具体的には言いたくありませんが、骨盤に乗るように変えただけです」。結果的にスイングに対する悩みが無くなっただけでなく、体への負担も減り、ゴルフをラウンドすること自体が今は楽しくて仕方がないという。


<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

 そんな大里に刺激を与えているのが黄金世代と呼ばれる98年度世代の活躍だ。今季は臼井麗香と天本ハルカがツアー初優勝を飾り、新垣比菜が6年ぶりにツアー2勝目を飾った。さらには前週の全米女子オープンでは渋野日向子が2位に入り、小祝さくらが9位タイに。小祝はJLPGAツアーでも通算10勝目を挙げている。

 「なんか自分も頑張ろうっていう気にはなっています」。世代別の優勝者数ではダントツの15人を誇る98年度世代だが、今大会でも第1日は小祝が首位に立ち、5人がトップ10に入っている。1人が頑張ると他の選手も頑張るというのがこの世代の特徴でもあるが、大里もその波に乗らない手はない。

(山西 英希)

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