1. ホーム
  2. ニュース&トピックス
  3. 飛躍の秋へ-蛭田みな美『一年って、はやい』

2024.8.15

飛躍の秋へ-蛭田みな美『一年って、はやい』

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

CAT Ladies 2024 大箱根カントリークラブ(神奈川県)

 さぁ、ここからが正念場。ディフェンディングチャンピオンとして迎える今大会を、蛭田みな美は、「もう、ひと頑張りですよ」と、笑顔で語った。この日のプロアマトーナメント。各ホール、さまざまなポイントをチェックしながら、より入念にプレーした。

 「一年って、経つのがはやいなぁ。そう思いました。特に18番は去年の大会のことをたくさん思い出して…」。初優勝は実にドラマチックな展開だった。1打差の首位で迎えた最終ホール。2メートルのバーディーパットを、2ストロークでもVだったが、よもやの3パットでプレーオフへ突入した。

 しかし、同じ18番で行われたプレーオフ1ホール目、絶体絶命のピンチから、ミラクルショットを放って形勢を逆転。見事なバーディーフィニッシュで一度は手放したかのようにみえた優勝を再び、引き寄せた。

 「優勝をしてから、コースなどで声をかけてくださる方が本当に増えました。私のことを知ってもらえたことが、何よりもうれしい」という。今季はここまでメルセデスランキング16位。2位タイが2回あり、そろそろ2勝目の頃合いであることも、本人が一番、ご存じだろう。

 「課題だった1Wの精度はクリアできたと思います。技術的なことでいうと、素振りでほんの少し、クラブをアウトからおろすと良くなってきた」。ほんの少しの工夫で、劇的な変化をもたらす。なるほど、試合では素振りもおろそかにはできない。

 一方で、シーズンは連戦が続く。体力維持も重要なポイントだ。「トレーナーさんと、よく話し合ってメニューを考える。このところ、ジャンプを取り入れた瞬発系のトレーニングが多い」。表情を拝見する限り、とても元気そうだった。

 これからが、飛躍の時。トレーニングだけではない。成績も、さらにジャンプアップだ。

このニュースをシェアする

記事検索記事検索ARCHIVE

search検索