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2024.8.17

木戸愛 ジャンボに弟子入りで進化

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

CAT Ladies 2024 大箱根カントリークラブ(神奈川県)第2日

 木戸愛が5バーディー、2ボギーの69をマーク。地元・神奈川県内の試合で7位タイにつけ最終日へ向かう。

 「1番パー5で第3打をグリーンエッジまで運べて、アプローチも寄せてバーディースタートを切ることができました。その後のいいプレーにつながったと思います。いいショット、いいアプローチ、いいパッティングを打てました」と笑顔が弾けた。後半の10~12番では難しいパーパットを残したが、全て決めて踏みとどまった。

 今年1月、34歳にして男子プロの尾崎将司に弟子入りした。「もっとうまくなりたい、強くなりたいという気持ちはもちろんですが、だんだんクラブを振れなくなり、距離が出なくなった自分がいたので、(尾崎の長男の)智春さんにご相談させていただきました。(ジャンボ門下生)はみんな飛ばしますものね…」と説明する。今大会でも智春氏がキャディーバッグを担いでいる。

 「まだまだ進化の途中ですが、だいぶ振れるようになってきましたし、いい方向に向かっていると感じています」とうなずく。今季もシード権は持っていないが、QTランキング5位、リランキング14位の健闘もあって、今季全23試合に皆勤中。「私は全試合に休まず出ていたいタイプなので、このサイクルでやれていることが幸せです」と実に意欲的だ。


<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

 昨年12月には、いぶし銀の人気プロレスラーだった父・修さんが逝去した。「私を一番応援してくれていたのが父だったので、つらかったです。でも、なおさら今季は強い気持ちで頑張りたいです」と唇を真一文字に結ぶ。「目標はもう1度優勝することです」とも。前回優勝した2012年のサマンサタバサレディースから12年がたち、干支がちょうど一周したが、今季はいろいろなものをつくり直す決意で臨んでいる。

 まずは目の前の最終日に全力集中。「グリーンが速く、ラフが深いので、フェアウェイをキープすることに集中したいです。ドライバーをしっかり振っていきます」。決然と言い切った。

(宮脇 広久)

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