2024.8.23
小滝水音の第六感『あの時と同じ感覚が…』
<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>
ニトリレディスゴルフトーナメント 桂ゴルフ倶楽部(北海道)第2日
ついに来た-五感が知らせた。小滝水音が今季3回目のノーボギーラウンドで、通算6アンダー。「ショットがとても安定している。久々のノーボギー。大きなミスがなかった」と、満足そうに振り返った。
加えて、パッティングの良さも目を引く。2番で4メートル、4番では3メートルなど、バーディーチャンスを逃さない。前日から、「このコースは、ラインがよく読める」と話すなど、相性の良さもうかがえる。「タッチがすごく合っている。3パットの危険がありません」とも。
7月第4週のオープンウィークはシーズン後半戦へ向け、フィジカルトレーニングを入念に行った。さらに、都内のパッティングスタジオで、データ計測も。「データをみると、フェースが開き気味。ここ2週、インパクトで強くストロークをするように心がけています」と話した。
ただし、データよりも感覚派。「フィーリングを第一に考えている」そうだ。1年半前、オフのサイパン合宿の際、スキューバダイビングを体験した。「新しいことへチャレンジすることが好き。初めてスキューバ体験で、五感を刺激することがわかった。海の中の世界は地上とまったく違う。大事な趣味になった。3歳から15歳まで水泳をやっていたから、泳ぐことが大好きです。サーフィンもいい」と、意外な一面を語っている。
JLPGAツアー初優勝から一年が過ぎた。「体調が今、すごくいいです。もう1勝したい。調子は悪くはないし、いい流れに乗れば、優勝のチャンスはあるでしょう」と、ほほ笑んだ。続けて、その理由を。「優勝した大東建託・いい部屋ネットレディスでは、ありえないパッティングが結構、カップイン…。コースへ出ると、あの時と同じような感覚があるんですよ」と加えた。
五感だけではない。シックスセンスまで、決勝ラウンドの上昇を告げている。
(青木 政司)
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