2015.6.5
イーグル奪取は吉兆か 連覇に向けて成田美寿々が好発進
『ヨネックスレディスゴルフトーナメント』ヨネックスカントリークラブ(新潟県)1日目
13番ホール・パー5、5mのイーグルパットを決めて、「すごい嬉しくて」と成田美寿々は、思わず大きくガッツポーズ。18番ホール・パー5では「(イーグルパットを)ショートしちゃったのがすごい悔しいです」と、この日二羽目の鷲狩りとまではいかなかったが、それでもしっかりバーディーフィニッシュ。「納得のいく1日でした」と充実の表情でラウンドを振り返ったディフェンディングチャンピオンが、連覇に向けて好発進を決めた。
現在平均パット数ランキングで5位につけている成田だが、「パッティングを本格的になんとかしないといけないなと思っていて」と、そこを一番の課題ととらえていた。3週前の『ほけんの窓口レディース』で今季初の予選落ちを喫すると、その危機感はいよいよ最高潮に。「日曜日に会場に残って3時間パッティング練習しました。3時間って大したことなくて、プロとしては恥ずかしいですけど、自分は元々練習嫌いなので、頑張ってやったと思ってます」と意識改革をし、課題解決に本腰を入れて取り組むことにした。「本番と練習グリーンでストロークが違うのが気になっていて」と今取り組んでいるのがカップの周り8方向から全て1パットで沈める「サークルトレーニング」。緊張する環境を作りだす練習方法でストロークの精度を高めることに着手している。今日の件の大きなガッツポーズは、その取り組みの手ごたえを感じたからなのだろう。
ちなみに13番ホールは、昨年も2日目にイーグルを奪っている縁起の良いホール。この日成田が奪取した“2年連続”イーグルは、最終日に待っている“2年連続”への、もしかしたら吉兆なのかもしれない。
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