2015.6.6
“なんとなく”で優勝争い 菊地絵理香に覚醒の予感
『ヨネックスレディスゴルフトーナメント』 ヨネックスカントリークラブ(新潟県) 2日目
4つのバーディーを奪い、4位タイに浮上した菊地絵理香だが、今日一番のハイライトは17番だろう。セカンドショットを深いラフから引っかけて、グリーンサイドのバンカーへ。そこから寄せられずに、グリーン上で残ったパーパットの距離は約12m。ボギーのピンチとなったが、これが本人も想定外の1パットでカップに沈む。ホールアウト後に「ラッキーパーでした」とはにかむパーセーブだった。
自身の状態については「ショットは良くないです。パッティングもあまりラインが読めてないし、思ったところに打てていないです」と分析し「なんとなくスコアが出ている感じで不思議です」と首をひねる。しかしそんな状態でも2日連続の60台で、気づけば首位の背中が見えてきた。「調子の上がらないなかで良い位置にいるので、チャンスを生かしたいというのはありますね」ともちろん2勝目に向け、気勢はあがっている。「勢いあるうちにポンポン勝ちたいなというのはありますね」。調子の上がらないなかで、勢いで勝つ。そんな勝ち方が出来たならば、とんでもない選手になりそうな、そんな雰囲気が今の菊地には漂っている。
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