1. ホーム
  2. ニュース&トピックス
  3. 河本結、今週の目標は通算20アンダー

2024.10.16

河本結、今週の目標は通算20アンダー

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

NOBUTA GROUP マスターズGC レディース マスターズゴルフ倶楽部(兵庫県)

 急性気管支炎を患い、大会出場も危ぶまれた河本結だが、徐々に回復してきたことで無事に初日を迎えることができそうだ。実は、今大会には思い入れがあるという。2年前、最終日を首位で迎えながら、1打差の2位に終わった。「悔しい思いは強いですね。でも、相性がいいと勝手に思っているので、優勝を目指していきたいです」と、リベンジに燃える。

 今季の河本はNEC軽井沢72ゴルフで5年ぶりの復活優勝を飾り、メルセデス・ランキング8位につけている。好調の要因は、自分の時間をすべてゴルフに費やすようになったからだ。

 「体調が悪かったときも男子プロのSNSを見て勉強していました。クラブセッティングやラフからの打ち方、アプローチの打ち方とかですね」。もちろん、通常はボールを打つ時間やパッティングの練習にも時間を費やし、シーズン中でもハードなトレーニングを行っている。食事も管理栄養士をつけて、バランスのいい食事をとるようにしている。

 「これだけゴルフに時間を費やしているんだからミスをするわけないって思えるし、だからピンを狙って打つこともできます」。120パーセントの準備を行っているのに、アンダーパーで回れないわけがないと、メンタル面の強化も成績に直結している。

 そんな河本が今目指しているのが、12月8日に開催されるHITACHI 3ツアーズチャンピオンシップへの出場だ。同大会はJLPGA、JGTO、PGAの3団体で争う競技で、JLPGAはTOTOジャパンクラシック終了時のメルセデス・ランキング上位6人に出場権が与えられる。現在、河本は8位にいるため、あと2ランクアップしなければいけない。今大会を入れて残りは3試合だけに、相性のいい今大会で上位、できれば優勝を狙いたいところだ。

 そのために、河本がポイントに挙げているのがティショット。「今年はフェアウェイキープ率が低かったんですが、日本女子オープンに出場した際、ゾーンではなく点を狙って打ったら結構フェアウェイをとらえたんです」。点で狙っておけば、多少左右に曲ってもフェアウェイの枠に収まるというわけだ。フェアウェイさえキープできれば、アイアンショットが得意な河本だけに、好スコアで上がる確率は高くなる。

 「今週は20アンダーを目標にします」。ピン位置に合わせ、1日5アンダーを目指すマネジメントをしっかり行うことで、その数字に近づくと考える河本。目標を達成できれば、自然と優勝もついてくるはずだ。

(山西 英希)

このニュースをシェアする

記事検索記事検索ARCHIVE

search検索