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2024.11.24

年間女王・竹田麗央 楽→勝、25年は一新

左=竹田麗央・右=小祝さくら<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ 宮崎カントリークラブ(宮崎県)最終日

 24年シーズン、初の年間女王に輝いた竹田麗央は、スタッツなどを含めると10冠。しかし、2位からの逆転を目指した最終日は不発に終わった。「やっと終わりました」と、ホッと安どのため息を漏らす。

 せめてものアピールは15番、意地のバーディー奪取だろう。残り130ヤードの第2打を9Iで4メートルへ。難しいラインをしっかり読んで、初めての笑顔をつくった。

 シーズンを総括し、「年間8勝。そんなに優勝できたことを私が一番、ビックリしている。来年からアメリカでプレーします。しっかり準備をしたい。新天地で初めてシーズンを過ごす。不安よりも楽しみがたくさんですよ」と、いいながらも、「今大会の第3日、最終日と思っていた打球がでない。自信がないスイングでした。また、風のジャッジが…。モヤモヤした終わり方でした」と唇をかんでいたことが印象に残る。


<Photo:Hiromu Sasaki/Getty Images>

 ただし、開幕前から絶対のこだわりを示したドライビングディスタンス1位に輝く。この時ばかりは、きょうはそれでお願いいたします」と瞳が輝いた。飛距離は世界中で通用する絶対のアドバンテージ。さらに、今年一年を一文字で「楽」。「楽しかったからです」と前置きし、続いて25年も、「けがをしないで一年間、ツアーを戦えればいい。でも、優勝できたらうれしい」。というわけで、「勝、にします」と、リップサービスを忘れない。

 そんな気配りは本当にうれしくなる。ちなみに、24年最大のサプライズは、「TOTOジャパンクラシック優勝です」。いよいよ、年が明けるとテイクオフだ。「アメリカには拠点をつくらない。ホテルを転々として、試合に臨みます」。強い意志が伝わってきた。

(青木 政司)

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