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2015.6.24

茂木宏美を支える、より強力なホステスプロの自覚

『アース・モンダミンカップ』カメリアヒルズカントリークラブ(千葉県)

 出産、育児の休養から1年が経った。「すべてを出し切って優勝争いをしたい」と茂木宏美は表情が引き締まる。というのは、プロとして、背負うものが多くなったからだ。「今年からアース製薬さんの所属になりました。去年まではスポンサー契約だったから、少しだけ立場が違います。より責任が大きくなった。ホステスプロの自覚をもって、今まで培ってきたプロゴルファーの引き出しを全部使います」と前を向いた。キーポイントとなるのは、パッティングだという。

 「きょう、プロアマ戦でラウンドし、改めてパッティング勝負だと痛感しました。この1年を振り返ると、登山をしている、そんな表現がピタリと当てはまる。急いで、休む前の状態を取り戻そうとしても、それは無理なこと。自分自身、1歩、1歩、頂上を目指して進んできました。ただ、最近はパッティングの調子がいまひとつ。そのせいか、霧がかかってきて、今、何合目? そう思う時もある」と複雑な心境を話している。とはいえ、「体幹を継続的にトレーニングしてきたので、腹筋が安定してきたと思う。おかげで、パッティングもかなり上向いてきた。アドレスに入って、しっかりと丹田を意識することを忘れずにいきます」といい、「試合では、まずは優勝争いを目指して、ベストをつくします。それで、最終日の15番、いいポジションをキープしていれば、そこから一気に行く」。蓄積した経験を存分に出し切る。


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