シード復活は確定的　金田久美子は目標を再設定

＜写真：Chung Sung-Jun/Getty Images＞

CAT Ladies　大箱根カントリークラブ（神奈川）　最終日

　勝負は最終日のバックナイン。ゴルフでは良く使われる言葉だが、今日優勝した服部真夕に、そのバックナインで一番迫った選手は、金田久美子だった。8番のボギーで、首位とはすでに6打差。完全に優勝争いから姿を消したと思われていたが、10番パー4でこの日2つめのバーディーを奪うと、そこから怒涛の4連続バーディー。一気にリーダーボードを駆け上がり、優勝争いに浮上した。「4連続を獲った後も緊張することなく出来ました。16番、17番は連続ボギーにしてしまいましたが、最後もバーディーフィニッシュだったので良かった」と優勝の大魚は逃したものの、「3日間良いゴルフが出来たかな」とホールアウト後、笑顔で振り返った。

　これで獲得賞金は2,100万円を超え、賞金シード復活は確定的に。「今年は目標を下げて、シードを取ることが目標だったので、めっちゃ嬉しいです」とこの日一番の笑顔が弾け、「それをクリアできたので、最終戦のリコーカップに行くことを目標にステップアップします」と目標の上方修正。そういえば今年は、原江里菜、今日の服部真夕と、愛知県出身選手の復活優勝が続いている。出来ることならその流れに乗って、目標クリアを果たしたいところだ。