2015.8.27
生涯一の難コースへ挑む菊地絵理香 準備は万全
<写真:Getty Images>
ニトリレディスゴルフトーナメント 小樽カントリー倶楽部(北海道)
どこかおかしい。ここ数週間、菊地絵理香はショットに悩みを抱えてきた。それが、故郷の北海道に戻ると、解決の糸口を発見。キーワードは、「足元を見直せ」だった。「連戦が続いていても、体の調子はいいですよ。でも、ショットの調子がしっくりこない。モヤモヤを抱えながら、プレーするのはあまり気分が良くないでしょう。ただ、ゴルフでは不調に陥るときは、基本中の基本のアドレスから崩れる。それを思い出しました。明日からの試合、それがいい方向へ出てくれればと思います」と控えめに話した。というのは、難コースを相手にしなければならないからだ。「ここでプレーするのは初めて。印象は、18ホール、すべてのクラブをまんべんなく使わないといけないことでしょうか。今までプレーしたコースで一番難しいかも知れません」と気を引き締めている。一方、一時期の快進撃は影をひそめたものの、賞金ランクは日本人選手最上位の4位。ただ、「これを守りたい、と思うと、なかなか攻めきれない。維持というよりも、もっと上に行くつもりで。それよりも、はやく2勝目を、それを頭に叩き込んでいます」。もちろん、その気持ちは今大会も同じ。「このコースなら、残り4ホールで5打差をつけていても安心などできません。選手もギャラリーも逆におもしろいんじゃないですか」とほほ笑んだ。
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