2015.8.29
穴井詩、ベストスコアの意外な舞台裏
<写真:Atsushi Tomura/Getty Images>
ニトリレディスゴルフトーナメント 小樽カントリー倶楽部(北海道)2日目
ツアー屈指の難コースを相手に、この日のベストスコア「67」を叩きだしても、穴井詩は悩めるゴルファーから抜け出せなかった。「春から悩み続けたパッティングが先週、良くなった。よしっ、今週はと思ったら、今度はショットが右に左へ、大暴れ。正直な気持ちをいいます。スイングでどうやってクラブをあげていいか、スタートしてすぐにわからなくなりました」とうつむき気味。しかし、それを救ったのがパッティングだった。「結局、ゴルフって最後はパッティングなんですね。身に染みました」という。そうはいっても、圧倒的な飛距離を誇る穴井にとって、ドライバーショットは生命線。ドライビングレンジへ直行して、スイングチェックを行った。「スタンスが開き気味で、右足の使い方が悪い。それを修正したら、自分の思ったようなラインにボールが飛んでいくようになりました」と話している。久々の最終日最終組、「何とか優勝争いできる感じになりました」と、ごく控えめに意気込みを。同組のイ、渡邉とは何とも対照的だが、無欲の穴井も侮れない。
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