1. ホーム
  2. ニュース&トピックス
  3. 激闘を演じた上田桃子/酒井美紀は『自信になった』

2015.9.13

激闘を演じた上田桃子/酒井美紀は『自信になった』

<写真:Chung Sung-Jun/Getty Images>

日本女子プロゴルフ選手権大会 コニカミノルタ杯 パサージュ琴海アイランドゴルフクラブ(長崎県)最終日

 上田桃子の公式戦制覇という、悲願達成はならなかった。悔しい2位タイ。ホールアウト後、涙をこらえ、しばし沈黙。優勝争いがいかに激しいものであったかを物語る。同じ最終組のイボミも涙をジッとこらえていた。「今、もっている自分の力を最後まで出していこう、という気持ちで4日間を戦った。最終日は、ティーショットの安定感にかけていたと思う。でも、気持ちは切らさずにプレーできた」。やはり4番のダブルボギーが大きく影響したということか。加えて、ツキがなかったといえるかもしれない。優勝にはプラスアルファが必要、とはよくいわれることだが、この日はそれを表すかのよう。「10、11番では、ティーショットが良くても、第2打をミスした。苦手のつま先下がりの状況で、いいイメージが出ないまま…」と唇をかんでいる。とはいえ、今季はこれからもビッグトーナメントが続く。「公式戦もあと2つ、残っている。同じ失敗を繰り返さないようにします」。締めのひとことは、自身への戒めだ。

 酒井美紀は、収穫の4日間。「タフなコースだからでしょう。スタート前の練習から、精神、体力、疲れていてダメージが結構あった。でも、それは選手全員が同じことだから、とにかく耐えて、あと1日頑張ろう、と気合を入れ直した」と振り返っている。4バーディー、3ボギーの内容だったが、15、18番で奪ったバーディーには、自分でもビックリ。「特に18番です。しっかりストロークすることができました。自信になった。頑張って良かった」と満足そうな表情を浮かべている。また、プロとしての自覚が、より強固に。「スタイルが固まってきました。私の持ち味は堅実なプレー。ショットで攻めていかなくても、アプローチ、パッティングでカバーする。これも今回、強く感じたことのひとつです」と話した。実りの秋。収穫は、これから-。


このニュースをシェアする

記事検索記事検索ARCHIVE

search検索