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2015.9.19

キム ハヌルが挑むダブルV

<写真:Atsushi Tomura/Getty Images>

マンシングウェアレディース東海クラシック 新南愛知カントリークラブ美浜コース(愛知県)2日目

 好事魔多し。13番まで1イーグル、5バーディーの快進撃で一気にスコアを伸ばしたキム ハヌルへ突然、アクシデントが-。パー4の14番、第1打がOBとなって、その後もショットが乱れた。結局、このホール、トリプルボギー。「ダブルパーになるかと思っていた。これが、最終日ではなくて、本当に良かったです。だって、あと1日あれば、巻き返すチャンスもあるでしょう」と心境を説明している。なるほど、苦しくても笑顔でプレー。スマイルが日本ツアー初の首位を引き寄せたのだろう。好調の理由は、「久々に前の晩、気持ちのいい睡眠がとれたことです」と即答。前週の『日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯』でベスト5フィニッシュができたことで、「自信がつきました。日本ツアーでは、なかなか、いい成績があげられずに、自分に失望していた時でしたからね」と、付け加えている。

 韓国ツアーでは2011、12年、2年連続で賞金女王に輝いた。ファッションリーダーや美人プロと呼ばれ、鳴り物入りで今季から、日本ツアーへ本格参戦。「プレー以外のことで、注目されることもありがたいです。だけど、私は、自分が美人などと、思ったことはありません」という。プロは魅せることも必要。転向する時、父・ジョンヒョンさんは、「必ず、ミニスカートでプレーしなさい」と厳命。パンツを着用しないこともトレードマークになっている。「父は、こうもいいました。ミニスカートを履けとはいったけど、あまり、短すぎるのは絶対にダメ」。この日も、ホールアウトすると、大勢のファンがサインを求め、行列をつくっていた。「日本の方にも愛されている。とてもありがたいです。サインをすることも楽しい」と前置きし、「今回は、私のスポンサーのトーナメント。いい結果を残したい。いや、残します」と日本ツアー初体験の最終日最終組で優勝を争う。


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