2025.5.15
Sky RKBレディスクラシック-明日へひとこと
2015.10.24
<写真:Chung Sung-Jun/Getty Images>
NOBUTA GROUP マスターズGCレディース マスターズゴルフ倶楽部(兵庫県) 3日目
ついに来た! 初体験の最終日最終組。第1日から好調をアピールしている大西葵がツアー初優勝のチャンスを引き寄せた。日々成長。今大会の3日間で大きく成長したことは、表情をみれば一目瞭然だろう。相変わらず、「緊張しています」と繰り返すものの、「きょうは、緊張が楽しさに変わりました」とも。この日は、森田理香子、テレサ・ルーと同組だった。「20-30ヤード、おふたりとは飛距離が違います。ティーショットで置いていかれることがわかっていたので、気にしないように…。しかし、楽しかった。雲の上の存在と思っていた選手と、ご一緒にプレーができた。バッチリと観察しましたよ」とうれしそうに語るのは、ツアールーキーの初々しさ。
今季の最高位は『スタンレーレディスゴルフトーナメント』の45位タイで、予選落ちを27回も経験した。開幕直後からパットの不調に悩み、試行錯誤。たどりついたのは、夏場にクロスハンドグリップにすることと、今週からスイッチした新しいパターだ。「自分はダメとあきらめないことです。やればできる」。自身のこだわりは「特にない」と笑っていたが、キャディーバッグには、『大西葵』という刺繍が、大きく入っている。それもタテに。プロである以上、自己主張の気持ちは強い。「私は、漢字が好き。日本人は、やっぱりタテ書きでしょう」。外見からは、うかがいしれない大和ナデシコだった。