大会連覇を狙う上田桃子『気持ちよくプレーを』

　2015年LPGAツアー第33戦『樋口久子 Pontaレディス』(賞金総額7,000万円、優勝賞金1,260万円)が10月30日、埼玉県飯能市・武蔵丘ゴルフコース(6,605ヤード/パー72)で開幕する。29日はプロアマ大会が行われた。

　上田桃子がこんなことを口にした。「ディフェンディングチャンピオン? そんな感覚がない」。というのも、開催コースが今年から変更されたからだ。今大会、目標とすることは、ただひとつ。「気持ち良く、プレーをしたい。それが今、一番です」とも話している。この日は、LPGA相談役・樋口久子と同組でプロアマ大会をプレー。テクニック云々というより、さまざまなことを学んだとも明かす。「勝ちたいという欲ばかりが強く出てしまっている。それが焦りにつながってしまう。今、必要なことは、勝ちたいという欲をどれだけ抑えてプレーできるか。目の前の1勝にこだわることは必要でしょう。なぜなら、1勝がなければ、2勝、3勝がないわけですから…」という言葉には、説得力があった。それだけに、今回は、自身を試すためにも絶好のチャンス到来といえるだろう。「調子がよくて勝てるのは、言葉は悪いけど誰にでもできる。去年の大会で優勝し、学んだことは調子が良くなくても勝てた、ということです。いいドローボールを打ちたい。そこがポイントになるでしょうね」と力を込めた。