2018.1.26
2018ルーキー特集 第14回 三宅 百佳
<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>
2018ルーキー特集第14回は、三宅百佳です。
目標はイボミ。実は、「プチ・おっかけだった」という。「研修生時代、行ける範囲のトーナメントは、観戦に行きました。去年の大王製紙エリエールレディスオープン。私は初めてのLPGAツアー出場でした。その時は、パッティンググリーンで練習していた、ボミさんの隣で…。お話することはなかったけど、トップ選手を間近で拝見できた。お金では買えない貴重な体験です」。
黄金世代のプロテストで合格した。「すごくうれしい。でも、他の選手と違うのは、私が無名のところ。そのあたりは肝に銘じています。とにかく、試合数など、経験を積んで、実力をつけなければなりません。去年、テスト合格の後、ステップ・アップ・ツアーへ7試合、出場させていただいた。自分をわかっているつもりでも、成績は通知表のようなもの。18年は、年末のファイナルQTをトップで通過する目標を立てている」と、しっかり地に足がついてきた印象を受けた。
そのためには、何が必要なのだろうか。「アプローチなど、ショートゲームが課題です。自分では、狙いによって、打ち分けているつもりでも、周囲からみればワンパターンだと思われている。テクニックをしっかりと身に着けるため、ドリルをしっかり。どんな状況でも対応できるようにいなければならない」と分析済みだ。香川西高を卒業し、兵庫・高室池ゴルフ倶楽部で研修生を約1年。現在も暮らしている加東市は県内で、2番目に多い16コースがある。同市の観光協会は、全国でも珍しく研修生へ支援制度を創設するなど、ゴルファーにやさしい環境だ。
例をあげると、プロテスト1次予選通過で2万円。合格すると10万円の支援金が支給される。ちなみに、三宅が支援第1号だった。その縁で、観光大使もつとめることに。「私ができる恩返しは、好成績を残して加東市と、故郷の香川県をPRすることです」と改めて誓った。今オフは連日の練習は当然だが、2月にはタイ合宿も予定している。
三宅 百佳〈みやけ ももか〉 1995年1月23日生まれ 香川県出身