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2018.10.26

三ヶ島かな 10番で披露した新境地

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

 LPGAツアー第34戦『樋口久子 三菱電機レディスゴルフトーナメント』(賞金総額8,000万円、優勝賞金1,440万円)が10月26日、埼玉県飯能市・武蔵丘ゴルフコース(6,585ヤード/パー72)で開幕。大会第1日は大混戦となった。5アンダーで首位へ立ったのは三ヶ島かな。1打差の4アンダー、2位タイで辻梨恵、ペヒギョンが続く。さらに3アンダー、4位タイには川岸史果、西山ゆかりなど12人。(天候:曇り 気温:17.5℃ 風速:1.5m/s)

 同じ轍は踏まない。三ヶ島かながプロ3年目の進化を披露したのは、最も難度が高い10番だった。残り160ヤードの第2打、7Iを選択し7メートルにつける。「毎年、インコースはスコアがよくない。だから、後半のスタートの10番は特に気を引き締めた」という。その難しさについて、さらに続けた。「グリーンが受けてもいないし、すべて砲台。狙い所は手前から10ヤードだけです。ただ、そこへボールをコントロールしても17ヤードのランが出る」と解説した。

 その第2打はピンから7メートルにつける。これをワンパットでカップイン。ちなみに、この日、10番でバーディーを奪ったのは出場96人中、3人だけだ。鬼門といえる9ホールを2バーディー、1ボギーで乗り切った。前半は4バーディー、ノーボギー。会心のラウンドといえるだろう。「調子は、特別にいいという感じでもない。でも、悪い感じもしません。しかし、ひとつだけいえるのは、とてもリズムが良かった。これも、ツアーの経験ですね」と説明している。

 プロテスト合格は今年でも、それ以前、2シーズンはTP単年登録でツアーを転戦した。というわけで、石の上にも3年か。ちょっと早いがこの1年を振り返ると、「開幕戦でインフルエンザにかかり、その後、手首を痛め、3試合休んだ。3年経てば、流れや開催コースなどだいたいわかってきますよ」。ただ、もっか賞金ランキングは46位で、来季の賞金シードを確定しているわけではない。

 「はやくシードを決めて、気持ちを落ち着かせたい。ランキングを見ると、エッと感じるような先輩方がひしめいている。気が抜けません」と気合を込めた。ところで、ツアー初優勝は、どうとらえているのだろう。「結果論になるけど、最終日の前半で凡ミスが結局、最後の最後で影響してくる。とにかく平常心。欲をかいてはダメです」。おしまいは、自身へのメッセージのようだ。

 そして、もうひとこと。「優勝して、来年のプロアマトーナメントで(ゼネラルプロデューサーの)戸張さんとご一緒したいです」とボルテージが上がった。

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