2019.7.6
チャンス到来 渋野日向子、七夕も輝く
<Photo:Atushi Tomura/Getty Images>
資生堂 アネッサ レディスオープン 戸塚カントリー倶楽部(神奈川県)第3日
うっとうしい梅雨空とは、対照的なプレースタイル。渋野日向子は、この日もギャラリーを魅了した。21位タイ→10位タイ→2位と順位をあげて、最終日は最終組でツアー通算2勝目にかける。
18番、7メートルのバーディーチャンス。「入るとは思わなかったけど」としながらも、きっちりとカップインさせ、素晴らしい弾みをつけた。「(2勝目のチャンスが)来ちゃいましたね。もう、頑張るしかないですね」と歯切れがいい。さらに、「意識はしないようにしていても、頭の片隅には優勝がある。きょうも、バンカーなど、ピンチはあっても、うまく気持ちを切り替えることができた。あしたもできると思います」と気合を込めた。
簡単にはボギーを打たない。13番は第2打をミス。「15番の方向へボールが…。第3打はピンが全く見えない。しかも、左足上がりで、ボールが埋まっている。バンカーもありました」と困難な状況を説明した。しかし、きっちりとパーをセーブ。これもまた、真骨頂だろう。すでに、前週で今季の獲得賞金は5000万円を突破した。というわけで、上方修正を行っている。「プラス5000万。1億円突破を、目指します」。20歳で1億円を稼ぐ。そうなれば、まさに、シンデレラだ。
あすは七夕。「実家近くの山で、笹をとって飾った記憶がある。だけど、願いごとをなんて書いたのか、まったく記憶にありません」とも話した。今夜、記すとすれば、さしあたり優勝だろう。最終プロテスト合格から、もうすぐ1年。シンデレラ伝説の次は、ベガのように明るく輝くか-。
(メディア管理部・中山 亜子)
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