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2020.11.28

チャンス到来 西村優菜が再び-

<Photo:Ken Ishii/Getty Images>

JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ 宮崎カントリークラブ(宮崎県)第3日

 プロは成績がすべて。要はランキングなのだ。ルーキーの西村優菜は首位から1打差の通算9アンダー、2位タイで最終日を迎える。自身も試合を格付け。このあたりがユニークだ。

 「最初に立てた目標が、今大会へ出場することでした。シーズンを通して、上位争いをしたい試合をA、Bとランクをつけています。公式競技は、もちろんA。今回は今年の最終戦だし、絶対に上位でフィニッシュしたいから一番上のランクです」と説明した。「目標へ向かって、うまく調子をあげる。難しいけど、流れをつかみたい。特別な大会は特に…」と加える。最初にスポットを浴びたのは第3日を終わり、単独1位の日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯。日本女子オープンも11位と上位で健闘した。

 この日のプレーを、「パッティングは、ほぼ完璧でした。切れるラインがしっかり読めたし、タッチも合っていたと思います。キーホールの14-16番でしっかりパーセーブができたことが良かった」と振り返った。現在、第3ラウンド平均ストローク69.5556で5位。もっとも大切といわれるムービングデーで力を発揮できることも、非凡な才能の証だ。

 ただ、「スタートのボギー、最後のボギーは悔しい」と、唇をかんだ。とりわけ18番は、「アプローチのミス。打った瞬間、右へ。距離は1メートルでも、ピンの奥はいけない」と戒める。他にもプレーの話題に花が咲いた。「一番好きなことを仕事にしている。幸せです。自分のことを客観的にみられることもゴルフならではでしょう。ピンチの時は、どんな感情になるのかなど結構、おもしろいですよ」。こういった思考法、意欲が150センチの全身に満ちているところがすごい。

 世界中、さまざまなことがランキング、格付けで一目瞭然の昨今。とりあえず、今大会で優勝を飾れば二ツ星、いや三ツ星のスターが誕生する。

(メディア管理部・中山 亜子)

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