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2021.3.25

ハートで勝負 河本結、闘志が再び

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

 JLPGA ツアー2020-21シーズン第18戦『アクサレディスゴルフトーナメント in MIYAZAKI 2021』(賞金総額8,000万円、優勝賞金1,440万円)が3月26日、宮崎県宮崎市・UMKカントリークラブ(6,568ヤード/パー72)で開幕する。25日は公式会見、プロアマ大会が行われた。

 少しずつ、コロナ禍でもトーナメントが日常に戻りつつある。今回は1日、1000人を限定した有観客に加え、19年シーズン以来のプロアマ大会が行われた。ディフェンディングチャンピオンの河本結は、「久々にスポンサーの方とお会いできた。本当に楽しかったです」と言葉が弾む。2年前の今大会で、人生が少し変わった。JLPGAツアー初優勝である。

 「小さい頃からの夢がかなった。優勝をきっかけにアクサ生命保険株式会社様から、サポートをいただいています。調子が今、すごくいいとはいえないけど、闘志が燃えてきた。3日間、精いっぱいのプレーをしたい」と語った。前週は体調不良のために途中棄権。しかし、大事にはいたらなかった。「23日から、しっかり食事を摂っているし、減ってしまった体重が戻り、体力も元通りになった。万全です」と力強い。それ以上に、大切なことは「心」と明言した。

 「去年から、アメリカツアーへも挑戦している。日米のツアーを戦っているわけですけど、あれだけあった自信が、少し薄らいでいた。それまでは試合で負ければ、悔しさが先に立ったものです。ナニクソ根性というのか、そういうものがなくなっていたと思います。私の場合、それでは上を目指すことはできない」という。一方で、3月には大学を卒業して、新社会人へ。「もっとしっかりしなくてはいけない。たくさんの人へ、元気と感動を届けられるように」と、思い直した矢先だった。

 まさに、今回は心機一転なのだ。元々、コースでは気力が優先するタイプ。「勝負師になる。ギャラリーの皆さんの目の前で、プレーできることが超うれしい。声援をいただけるように全力でやります」と宣言した。次週には渡米。初Vの大会は、最高のエールになるか-。

(メディア管理部・宮崎 善秀)

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