2021.3.28
迷いなし 渋野日向子、69で締めくくる
<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>
アクサレディスゴルフトーナメント in MIYAZAKI 2021 UMKカントリークラブ(宮崎県)最終日
不安をあげれば、切りがない。それはそうだろう。ゴルフに完成形はないのだから。渋野日向子の渡米前のラウンドは、69。4バーディー、1ボギーで通算4アンダー、15位タイだった。
この日は10番スタート。裏街道である。そんな気楽な気持ちが、ショットにも表れたのだろう。10番で2メートルのバーディーを決め、ニッコリ。「途中、雨でプレーが中断しても、いい流れが途切れない。やっぱり、10番のバーディーが大きかった」という。前日は、上がり2ホールで連続のダブルボギー。74と崩れた。さすがに、ショックが隠しきれない様子でも、一喜一憂してはいられない。
すべてのクラブをいつも以上にチェック。入念に練習を行った。「結局、風があろうがなかろうが、スコアが出る時は出る。ダブルボギーを叩くときは叩いてしまうということでしょう。きょうは、きのうと打って変わって、ボギーを叩く要素が少ない。17番でひとつ、ボギーでしたけど、イヤなはずし方はじゃない。欲をいったら切りがないけど、後半はもっとスコアが出てもいい感じでした」。
達観したようなサバサバした表情が印象的だ。そして、今年の4戦を振り返る。「(スイング改造など)やっていることに不安はありません。皆さん、いろいろなご意見があると思いますけど、私が決めたことです。最後まで意志を貫く。やり遂げます」と信念を語り、「この4試合、予選通過をしている。トップ10へ入れなくても、たまにいいところで戦ってきた。頑張っています」。
いよいよ、米国での戦いがスタートする。「行ってきます」と言葉が弾んだ。
(メディア管理部・中山 亜子)
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