2021.6.6
惜敗の三ヶ島かな 『入れたら、入れ返された』
<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>
ヨネックスレディスゴルフトーナメント ヨネックスカントリークラブ(新潟県)最終日
久々の優勝争い。三ヶ島かなは健闘したものの、ついに頂点に立つことはなかった。2日連続のボギーフリー。最終日は4バーディーで首位を猛追し、今大会を大いに盛り上げた。
「パッティングが、もう少し決まっていたら…」という。最大の見せ場は最終18番の攻防だ。「イーグルを取りにいくつもり」で果敢に、3Wで2オンを狙った。惜しくも届かなかったが、PWで20センチに寄せる絶妙の第3打を披露。首位の笠りつ子へ、強烈なプレッシャーをかける。当然のように、バーディー。ところが、「入れたら、入れかえされました」と天を仰いだ。
この日、攻めへ転じたのは後半。11、13番でバーディーを奪う。しかし、チャンスだった14、15番のバーディーパットが決まらない。「いいストロークをしてもダメでした。まるで(カップの前で)誰かにいたずらをされているのかなぁ、と思ったほど」と、本当に惜しかったということを表現。なるほどだった。
21年、前週まで11試合出場でトップ10が1回。今回の内容から、そんな不振がうそのようだ。「久々の上位。最終日、最終組の攻め方ができた。雰囲気を十分に味わえたことがうれしい。楽しかった」といい、「優勝に手が届かないのは、攻める気持ちが足りない」。1日のプレーを整理しながら結論を出した。鉄は熱いうちに-。次週がさらなる実践の時だ。
(メディア管理部・鈴木 孝之)
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