笑顔とゴルフは一生涯　佐久間朱莉、プロデビュー

＜Photo：Ken Ishii/Getty Images＞

大東建託・いい部屋ネットレディス 滝のカントリークラブ（北海道）

　Good Luckの言葉を贈りたい。今夏の最終プロテストでトップ合格を果たした、佐久間朱莉がプロデビュー戦を迎える。身上は笑顔。「笑顔でいればいいことがある。そう思っていつもプレーしています。もちろん、これからも…」とニッコリした。第1日のティーオフは午前8時30分。宮里美香、テレサ・ルーと10番から門出する。

　「とてもワクワクしています」といい、予選ラウンドのペアリングに、「デビュー戦から、すごくいい組にしてくださった。お二人は世界で活躍している素晴らしいプレーヤー。とても楽しみです」と、この時は少しだけ緊張した面持ちだった。3歳からクラブを握り、「ゴルフが大好きです。思ってもいないところからカップインする、あの一瞬がたまらない。また、難しいライから、ボールを寄せた時の快感は、言葉にできないぐらいです」と話した。

　得意クラブは、8Iと50度のAW。中でも、50度は人生初のイーグルをもたらした。小学4年の時に、80ヤードをカップインさせた思い出が両手に残っている。アマチュア時、JLPGAツアーへ7試合出場の経験がある。

　ただし、予選通過は3回。プロの厳しさは十分に味わった。「最終プロテスト合格で、たくさんの方からお祝いのメッセージをいただきました。でも、喜んでばかりはいられません。あすからが、本当のスタート。しっかり予選通過を目指す。最終日まで戦いたい」と目が輝く。さらに、「ここまで、ずっとゴルフの人生でした」。しみじみと語っている。当然ながら、職業はプロゴルファー。あすからは、Good　Job－ホールアウト後には、そんな声をかけてみたい。

(メディア管理部・中山　亜子)