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2021.8.13

忍耐の1日 稲見萌寧『魔球が出た』

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

NEC軽井沢72ゴルフトーナメント 軽井沢72ゴルフ北コース(長野県)第1日

 ゴルフは自然との戦い。そして、同じ状況などひとつもないものだ。稲見萌寧は雨の1日を、「1Wのランが1ヤードも。1W、3Wのフェースが濡れてすべり、魔球のようなボールが出たこともあった」と、苦笑しながら振り返った。

 ゴルフ界初のメダリストとして注目が集まったこの日、2バーディー、ノーボギーの70で終えている。プレー中の表情からはわからなかったが、戸惑ったことも多い。「練習グリーンと、コースのグリーンではスピードが違うような気もした。最初のホールでは(バーディーパットが)カップをオーバー。2番はスライスラインの3メートルをよくパーセーブできたと思います。とにかく、前半はよく耐えました」と話した。

 というのは、やはり前週のイメージがかなり残っているのだろう。コースのコンディションもまったく違うのだ。「第2打をふかふかのベント芝からでは、イメージがわかない。ロングアイアンできれいにターフをとることも難しいです」と控えめながら、楽ではない状況を表現した。

 また、ムービングデーへ向け、「チャンスをたくさんつくりたい。上位へ行きたいです」と意欲的だ。ちなみに、プレー中、ちょっとした癒しとなっているのは、2週前から使用する楽天パンダのボールマーカー。「かわいいから」と、会見でお披露目した。

(メディア管理部・宮崎 善秀)

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