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2022.6.1

篠崎愛が首位 コースレコード更新の64

<Photo:Ken Ishii/Getty Images>

 JLPGAステップ・アップ・ツアー2022シーズン第6戦『ECCレディス ゴルフトーナメント』(賞金総額2,000万円、優勝賞金360万円)が6月1日、兵庫県神戸市・北六甲カントリー倶楽部 東コース(6,480ヤード/パー72)で開幕。プロ入り2年目の篠崎愛が8アンダーでロケットスタートを切った。2打差の6アンダー、2位タイで、ルーキーの川﨑春花が吉本ここね、酒井千絵とともに第2日へ向かう。
(天候:晴れ時々曇り 気温:24.2℃ 風速:0.9m/s)

 篠崎愛がバックナインでバーディーショー。勢いが止まらなかった。手始めはパー5の10番。残り68ヤードの第3打を2メートルに付け、バーディーパットを決めた。そして、12番からは3連続。4、6、5メートルのミドルパットが狙い通りに決まった。さらに16番では、ショットメーカーの面目躍如。第3打を58度で30センチへ運んで、8つ目のバーディーを楽々とカップイン。極め付きは17番で、フックとスライスが入り混じった難しい5メートルのラインだったが、ストレートに打って、64をマークした。

 1ボギーがあったものの、パーオンが17回。しかも27パットだった。「ショットは得意。パーオン17は、良くグリーンをとらえたなぁ、というぐらい。これまで、オンしてもバーディーパットが決まらないことが結構あった。きょうはパッティングにつきますね」と笑顔の解説である。

 それにしても、ちょっとしたことで変わるものだ。「悪いクセで、パッティングのアドレス時、ボールに近づいてしまうことがある。きょうも後半、ボール1個分離れてアドレスしたら、本当に気持ちよくカップインです」と続けた。ボールひとつは、わずか43ミリだ。しかも大会コースレコードを2打更新した。自身も19年、カストロールレディース第2日以来の自己ベストタイ。

 今季はステップ5戦目の出場だ。前3戦は5位T、11位T、2位Tスタート。そして、この日が首位発進と好調が続く。それだけに、「あす以降が大切。それは私が一番知っていますよ」とより一層、気を引き締める。何しろ、自身のYouTube・まなてぃの法則で前日、アップした動画のテーマは『やってはいけない事』だ。細心の注意を払い、第2ラウンドへ-。

(ステップ・アップ・ツアー担当=新納 智明)

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