2022.6.2
JLPGA最年少-櫻井心那が首位浮上
<Photo:Ken Ishii/Getty Images>
JLPGAステップ・アップ・ツアー2022シーズン第6戦『ECCレディスゴルフトーナメント』(賞金総額2,000万円、優勝賞金360万円)大会第2日が6月2日、兵庫県神戸市・北六甲カントリー倶楽部 東コース(6,480ヤード/パー72)で行われた。この日も好スコアが続出し、大混戦の展開。ルーキーの櫻井心那が通算9アンダーで川﨑春花、酒井千絵と並んで首位へ浮上した。1打差の通算8アンダー、4位タイで坂下莉彗子、吉本ここねが追う。
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櫻井心那は、JLPGA会員で唯一の2004年生まれ。最年少がリーダーズボードの一番上へ躍り出た。「九州みらい建設グループレディース、ツインフィールズレディースは、フェアウェイが狭く、1Wが思い切って振れない。でも、ここなら大丈夫です。おかげさまで、リズム良くラウンドができた。ほぼ毎回、バーディーパットが打てる。ストレスがなかった」と笑顔で語った。
この2日間、フェアウェイを外したのは4回。パーオンが30/36と両部門で4位と好調だ。セールスポイントの1Wが好スコアを生み出したといっていい。さらに、有観客で開催されたこともパワーの源。最終18番では、残り141ヤードの第2打を8Iで1メートルヘつけ、バーディーフィニッシュを決めた。「去年、高校の試合でも無観客試合ばかり。ギャラリーの皆さんの歓声がすごくうれしかった」と話す。これこそ、プロになった最大の喜びである。
あすはプロ初の最終日、最終組の大仕事だ。「緊張するかどうか、想像がつかない。1Wをしっかり振って、ギャラリーの皆さんに見てほしい」をテーマに掲げた。
一方で、JLPGAツアーのデビュー戦となった、ほけんの窓口レディースが今回、大いに生かされた。「プロキャディーさんとコンビを組んだ。ラウンド後、150球ぐらい打って、仕上げは3時間ぐらいのアプローチとパターの練習です。私は、途中で切り上げようとしたのに、まだ足りない-という無言のメッセージがあった。結果は、予選落ちでしたけどそこまでやらなければならない-という厳しさが忘れられない」。
努力は試合で報われるものだ。練習量の差が厳しい局面で勝負を分ける。新時代のスター候補は、プロの顔に変わった。
(ステップ・アップ・ツアー担当=新納 智明)
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