2022.9.17
第2日も5連続 櫻井心那が首位
<Photo:Toru Hanai/Getty Images>
JLPGAステップ・アップ・ツアー2022シーズン第10戦『山陽新聞レディースカップ』(賞金総額3000万円、優勝賞金540万円)大会第2日が9月17日、岡山県玉野市・東児が丘マリンヒルズゴルフクラブ(6360ヤード/パー72)で行われた。櫻井心那がまたも5連続バーディーなど65をマーク。首位へ浮上した。1打差の2位は宮田成華、3位の小林夢果が逆転を狙う。
また、台風14号の影響を考慮。第2ラウンド終了時、セカンドカットを行い、143ストローク、30位タイまでの36人が最終ラウンドへ進出した。
(天候:曇り時々雨 気温:25.7℃ 風速:8.4m/s)
ついている時は、ミスを帳消しにしてしまうものだ。櫻井心那は9番から4連続バーディー奪取で乗りに乗っていた。当然、13番で前日に続いて、もう一丁-と思ったことだろう。
ところが、ショートして第2打でパーオンならず。ピンまで14ヤードの第3打が残った。しかし、58度で果敢にピンを狙い、鮮やかなチップインバーディーを披露する。「ラッキーでした。私は、バーディーが来ると、自信がわいてきます。きのうもきょうも、連続バーディーの時はちゅうちょしなくなるというか、すごく前向きでした」と振り返った。
ただし、喜んでばかりはいられない。パー3の3番で5メートルから3パットしたことを猛省。「朝から風が強い。だから前半でスコアを伸ばす作戦でした。でも、先にボギーが来て、しかも3パット。いけませんね」という。とはいえ、気持ちの切り替えがはやい。「過去、ボギースタートで優勝。それから、スコアを伸ばしたこともあった。これからが勝負、と気合を入れ直しです」と笑顔を浮かべた。
8バーディー、1ボギーの65。プロ入り後のベストスコアをマークした。その裏では、気象条件とコースを分析したマネジメント力が大きい。「風をしっかり読んで、グリーンではピンと同じ段へボールをオンさせる。もうひとつ、上りラインが残るように狙った。戦略通りというか、特に100ヤード以内のショートゲームが良かったと感じます」と手応えを得た。
一方で、すでにステップでは1勝。賞金ランキング1位である。「私は9月が勝負所だと考えています。はやく2勝目を-という気持ちはあるけど、勝つことばかりには固執しない。試合でいいプレーがしたいなぁ、とそればかりを考えている。きょうもスコアだけを意識。リーダーボードは見ていませんよ」とも。
ルーキーながら威風堂々としている。「とてもおとなしい性格だと、私は思います。最終日もきっと強風下のラウンドでしょう。気持ちを落ち着けて、たくさんバーディーをとりたいなぁ」。ひとつ頷き、瞳が輝いた。
<Photo:Toru Hanai/Getty Images>
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