2022.10.8
小祝さくらが暫定首位『しっかり休んで、あすも』
<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>
JLPGAツアー2022シーズン第31戦『スタンレーレディスホンダゴルフトーナメント』(賞金総額1億2千万円、優勝賞金2,160万円)大会第2日が10月8日、静岡県裾野市・東名カントリークラブ(6,570ヤード/パー72)で行われた。この日は第1ラウンドの残りホールと、第2ラウンドの長丁場。しかし、17時6分、日没で再びサスペンデッドとなり、14組41人がプレーを最終日へ持ち越した。
暫定首位は通算10アンダーと好調の小祝さくら。2位タイに菅沼菜々(残り1H)、上田桃子(残り5H)がつけている。9日、午前7時からプレーを再開予定。
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《グリーン=スティンプ:10 3/4フィート コンパクション:22mm》
第2日、暫定首位の小祝さくらは29ホールをプレー。公式会見へ臨むと、「もう、あすは最終日…」と通常とは違った感覚に苦笑する。
ただし、1日で10バーディー、ノーボギーのラウンドだっただけに、おそらく心地よい疲れなのだろう。午前7時30分、8番のバーディーパットが第2日のスタート。
「右手前から3メートル。カップへ入らなくても仕方がないと思ったけど、きれいにカップイン。いいスタートが切れた」という。早起きは三文の徳-の格言が思い浮かんだが、実際はそうではなかったらしい。
「午前3時50分に起床。食欲がまったくなかったけど、フルーツとおみそ汁の朝食を食べました。でも、眠気がまったく去ってくれない。もう、練習で体をあたため起こそうとしたけど、それでもダメでした」と漏らす。それはそうかもしれない。この日は15球限定。
意外なことに、そんな状況が好調を運んできた。「ショットが安定。好スコアにつながった。それから、いつもは入らない9メートルが決まって…」と思い出し笑いを。13番である。さらに、パー3の16番では「ベストショット」と絶賛したプレーが飛び出す。8Iで1メートルにつけ、楽々とバーディーを奪った。
また、最終18番では日没と隣り合わせの状況だったものの、きっちりとパーセーブでホールアウト。「きょう一日で2日間のプレーをまとめてしたような、そんな気分
」としながらも、「とにかく長い1日でした。しっかり休んで、あすへ備えます」と話した。
ちなみに、プレー以外でもっとも印象的なことは、「雲です。ピンク色。かわいい」と夕空を見上げながら、ポツリ。そういえば、秋桜の季節だ。今季2勝目へ大いなるアドバンテージを握った。
<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>
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