2024.5.17
常文恵が完全Vへ前進 1差2位で権藤可恋
常 文恵<Photo:Yoshimasa Nakano/Getty Images>
JLPGAステップ・アップ・ツアー2024シーズン第5戦『ツインフィールズレディーストーナメント』(賞金総額2,000万円、優勝賞金360万円)大会第2日が5月17日、石川県小松市・ゴルフクラブ ツインフィールズ ゴールドコース(6,484ヤード/パー72)で行われた。この日も強い風が吹くタフなコンディション。忍耐力が勝負のポイントとなった。常文恵が通算4アンダーで首位をキープ。プロ初優勝へ向け、最終日を迎える。1打差の3アンダー、2位は権藤可恋。通算2アンダー、3位タイで皆吉愛寿香、アマチュアの中村心が続く。
(天候:曇りのち晴れ 気温:21.9℃ 風速:5.1m/s)
常 文恵(1位:-4)
「18番、第1打は3Wでした。というのは、練習ラウンドでフルショットをしても池に届かなかったからです。しかし、きょうは池まで…。アドレナリンが出ていたからでしょうか。
きょうの反省もパー5で、バーディーをとれずに終わったこと。あすのパー5はウェッジでフルショットの距離を残すなど、マネジメントを工夫します。私の1Wの飛距離はクロスバンカーを直接、超えていくので打ちやすく感じる。また、コースもそれほど難しくは感じない。単独トップに立っている。でも、優勝を意識すると緊張して崩れてしまう。もう、集中するしか手がありませんね」
権藤 可恋<Photo:Yoshimasa Nakano/Getty Images>
権藤 可恋(2位:-3)
「きょうは暖かく、前週の台湾の良い感覚が戻ってきた。無理をせず、勝負所で攻める。今、そのバランスがいい感じです。トップと1打差。あすのピンポジションや天候で優勝スコアは変わってくるでしょう。最終日は、調子とコースコンディションを冷静に考えて、ベストなプレーを心がける。もちろん、優勝したい。それよりも、今の私の最高のプレーをすることを考えます」
皆吉 愛寿香<Photo:Yoshimasa Nakano/Getty Images>
皆吉 愛寿香(3位タイ:-2)
「今週はウェイティング出場。きのうは雨と風で大変だったけど、好調なアイアンショットでカバーしながら耐えられた。きょうも、グリーンを狙う第2打が良かったと思います。昨年、QTで失敗。今シーズンは出場試合が少ない。だから、チャンスがきた時、上位にいけるように取り組んでいる。
私は初めての最終日、最終組。すごく楽しみです。優勝も狙えるポジションですけど、目指すのはアンダーパーでプレーすること。チャンスをつくって、パッティングを決めたいなぁ」
中村 心<Photo:Yoshimasa Nakano/Getty Images>
中村 心(3位タイ:-2)※アマチュア
「後半、すべてパーオンするぐらい、ショットの精度が上がってきた。でも、まだ点数をつけるなら70点ぐらいです。マイナス30点は池に入れ、簡単なミスが多かったから…。大王海運レディスで、都選手が優勝。テレビで見ていました。同じ、アマチュア選手がプロに負けないぐらいスキのないプレーを披露している。すごく刺激になった。あすはピンを狙って攻める。私も続きます」
本 明夏<Photo:JLPGA>
本 明夏(32位タイ:+4)※12番ホール ホールインワン
「12番、8Iのショットがピン方向へ。手前2メートルから転がって入った。カップインの瞬間を目撃したし、めちゃくちゃ嬉しかったです。きょう、調子がいまひとつ。でも、ホールインワンから流れが、ガラッと変わり予選通過もできた。(指定外ホールインワン賞の賞金10万円は)これからの練習代、遠征費に充てようと思います。勢いを止めずに、あしたは好スコアを-」
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