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2015.5.22

自己ベストの服部真夕 スランプ脱出の出口が見えた

『中京テレビ・ブリヂストンレディスオープン』 中京ゴルフ倶楽部 石野コース(愛知県) 1日目

 1ラウンドで、自己ベストの9バーディー。やはり、ホームアドバンテージは絶大だ。「目標は3日間、楽しくプレーすること。笑顔を絶やさずに」。この日のプレーとは対照的で、服部真夕は静かな口調で振り返った。それというのも、今季は生涯最大のスランプ状態に陥ったからだ。前週まで11試合に出場し、予選通過がわずかに2回。2戦目から9戦連続の予選落ちには、さすがにショックを隠し切れなかった。

 「悪いなりにいいところもありました。試合に出ることで何かをつかめる。つかみたい、と自分に言い聞かせてきたけど、自信があったアイアンショットまで曲がってしまうように…。そうなると、どうしていいかわからない。唯一、パッティングだけが良かったのは幸いでした。確かに、やめたくなることもあったけど、いいところだけを残しながら調整してきた」。ひとことずつ、かみしめるように話している。

 この日は、地元での大会で、朝から緊張気味。1番ではティーショットを左に引っ掛け、ボギー発進。まさか、それから9バーディーを奪えるとは思えなかっただろう。「前週の『ほけんの窓口レディース』で、久しぶりに(予選通過で)3日間プレーすることができた。心からゴルフが楽しいと思えた。そのいい気持ちのまま、今大会を迎えることができたことも、良かった要因のひとつ」。ところが、「これで吹っ切れたとは自分自身、まだわかりません」と慎重な姿勢を崩していない。失った自信を回復するのは、やはり好成績を残すこと。それが、優勝ならこれ以上は望めない、特効薬になる。

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