2024.6.1
コースR更新 鶴岡果恋が裏街道から一気に
<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>
ヨネックスレディスゴルフトーナメント 2024 ヨネックスカントリークラブ(新潟県)第2日
準備万端。ホールアウト後、取材に応じた鶴岡果恋は、待ってました-とばかりに、ピンポジションが印刷されたホールロケーションシートを取り出した。「ちゃんと書いておきましたよ」と、スラスラとホールバイホールを話す。
トーナメントコースレコードの62をマークした。5連続を含む、10バーディー。もうひとつ、加えるなら自己ベストスコアも2打縮めている。
「もっと、いけたんじゃないか。そんな一日でした。きのうと何が違うんだろう」といい、「でも、第1日から10打も縮めた」と笑顔がはじけた。この日は10番スタート。よくいわれる裏街道からだ。しかし、ピン手前から8メートルのバーディーが決まった。「きょうを象徴するようなホール。だけど、きのうもスタートの1番で、10メートルのバーディーです。何か、今週はロングパットがいいような気がして・・・。グリーンとの相性はいいなぁと感じていた」と振り返る。
まさに、一変。というのは前週までパッティングの不調に悩み、3試合連続で予選落ちを喫していた。「ショートパットがまったく・・・。ずっと悩みながらです。毎試合、パターを替えてもダメ。1メートルぐらいのパッティングで、カップをかすめずに外れていく。もう手がつきて何人か、キャディーさんにお願いし、客観的に見てもらうと、クローズに構えているのでは-とのことでした。だけど、私はまっすぐに感じる。それを修正。構えからしっかりなおしたら、ショートパットだけではない。ミドル、ロングも入る」。
<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>
さらに、ひと工夫があった。メトロノームを聞きながら、テンポを85→72へ落とす。ボールの回転が良くなった。負のスパイラルを完全に断ち切ったというわけだ。
最終日、最終組は4回目。今季はメルセデス・ランキング23位と好調だ。そろそろ初優勝を手繰り寄せたいところだろう。「このコースは、バーディーをとっていかなければならない。私は攻めるプレーはあまりしなかった。安全に、安全にという感じでしたからね。だけど、シード権獲得も、もうちょっとというところまできている。自分自身がもてるプレーをすべて出せば」と、V争い参戦の決意を固めた。
いざ、決戦-前3試合のモヤモヤを晴らすのは、2日連続の猛スコアである。
(青木 政司)
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