2024.6.30
原英莉花、ボギー少なめで今季自己最高の3位
<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>
資生堂 レディスオープン 戸塚カントリー倶楽部 西コース(神奈川県)最終日
前日、今季ベストとなる66をマークした原英莉花。ノーボギーでラウンドしたのは、昨年のTOTOジャパンクラシック最終日以来だった。今季は自分にフィットするアイアンがなかなか見つからず苦労していたが、3週前に替えたアイアンが先週ぐらいから構えやすく感じるようになり、イメージどおりのショットを打てる回数が増えてきたという。さらに、先週からパターをピン型にチェンジ。ボールの初速とスピン量のイメージが合ってきたことで、ロングパットをカップに寄せる確率も高くなった。
それだけに、首位と3打差で迎えた最終日、原がどのようなゴルフを見せるのか注目が集まった。大ギャラリーを引き連れて1番ホールをスタートすると、前半で2つのバーディーを奪い、首位グループを視界に入れる。圧巻だったのは9番パー4。なんと22メートルの超ロングパットを沈めてのバーディーだった。
14番パー3でも15メートル以上のバーディーパットを決めた原だが、16番パー5ではバーディーを奪えず、続く17番パー4で35ホールぶりのボギーを叩く。それでも、最終18番パー4では、7メートルのフックラインを沈めて、この日4つ目のバーディーを奪った。
<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>
「今日はティーショットが荒れて、バーディーチャンスになかなかつけることができませんでしたが、アプローチと長めのパッティングを決めてしのげたので、合格点をあげたいと思います」。最終的に通算8アンダーの3位で大会を終えたが、単なる今季ベストフィニッシュではない。第1日こそ3つのボギーを叩いたが、残り2日間ではわずかに1個だ。たとえドライバーショットを左右に曲げようが、本来の飛距離を出せなくても、そこからしっかりとグリーンをとらえ、ショートゲームでパーセーブできるようになったのは、原にとっては新たなゴルフスタイルだといえる。
「少ないボギーでラウンドできるようになったのは、調子が上がっている証拠です。アイアンの縦距離が安定してきたし、パッティングのフィーリングもよくなってきたので、今は大崩れしないと思います」と、自身も新しいゴルフスタイルに手応えを感じている。数週間前は、元気がないことを指摘されたりもしたが、地元・横浜市での今大会ではハツラツとした姿を見せた原。今後の躍進に向けてのきっかけをつかんだようだ。
(山西 英希)
<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>
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