2025.3.9
竹田麗央が圧勝で米女子ツアー通算2勝目
2025.2.10
<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>
2025シーズンがまもなく開幕する。最終プロテストの難関を突破した97期生が希望を胸にデビューを待つ。2024年の総受験者は695人、合格率はおよそ3.7パーセントだった。今年、羽ばたく26人を紹介する。
かみや・なえ=2000年8月11日生まれ
ひたむきな性格が伝わってくる。質問の答えを吟味しながら控えめに話す。内に秘めた静かな闘志を発揮するのは、プレー中に限定しているからだろう。
奈恵という名前、けっこう珍しい。「姉も、奈の一文字がつく。これが両親の決まりみたいです。小さな頃、両親から聞いた話では周囲の方に恵まれるように、と願いを込めたらしい。確かに、そうですね」。
24年、最終プロテスト合格では、「ここまでの人生で一番、皆さんからおめでとうと祝福していただきました」という。特に研修生で2年間過ごした、兵庫・廣野ゴルフ倶楽部の方は、特別です。「大学時代、キャディーをしたことがあり、ゴルフ部の先生が紹介してくださり、研修生になりました。名門です。とにかく、環境が素晴らしい。練習をたくさん、させていただけることが本当にありがたい。加えて、周囲の方がやさしく、あたたかいです。メンバーさん、コースのスタッフの皆さんをいつも身近に感じていました」。
プロフィール、資格の項には英検2級と記されている。「高校3年の時に合格。私の高校は年に一度、英検、漢検などを受験するカリキュラムがある。私は英語が好きだから3級→準2級の順番で…」。続けて、「中学校の時、ECCに通って、英語に触れる機会が結構、ありました。さらに、ゴルフは小学生の時から。役に立ちます。全国大会になると、海外から出場する選手もいる。一緒にプレーをすると、英会話ができればもっと楽しい。高校2年の時です。高ゴ連代表で国際試合を体験。ますます英語が好きになった」とも。<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>
(青木 政司)