2025.4.19
堀琴音が1打差首位で最終日へ
2018.9.21
<Photo:Ken Ishii/Getty Images>
2018年LPGAステップ・アップ・ツアー第17戦『中国新聞ちゅーピーレディースカップ』(賞金総額2,000万円、優勝賞金360万円)大会最終日が21日、広島県廿日市市・芸南カントリークラブ(6,460ヤード/パー72)で行われ、上原美希が通算13アンダーで接戦を制した。今季ステップ2勝目。1打差の2位タイは川満陽香理、丹萌乃が入った。(天候:曇り時々雨 気温:22.3℃ 風速:1.0m/s)
18番、1.5メートルのバーディーパットを沈めた。物静かな印象の上原美希が、ガッツポーズをつくるなど、全身で喜びを表現。「15番から優勝を意識した。上がり3ホールで勝負」と闘志がこもった。17番で6メートルのバーディーを決め、通算12アンダー。先にホールアウトした、同郷の川満陽香理に並んだ。「いつも良くしてもらっているけど、勝負事です。割り切って勝ちに行きました。プレーオフには持ち込みたくなかった。17、18番は絶対、決めたいと思った」という。
勝利の予感は早朝から。1番、25ヤードのチップインバーディーを奪う。「うれしかった。でも、4-6番は難しい。そこをクリアしたら、もっといい流れが来る」とより一層、気を引き締めた。芸南カントリークラブの『アーメンコーナー』、4番から6番は3日間通して難度トップ3。選手がよりプレッシャーを体感した。4、5番をパーで切り抜け、6番は第1打を左ラフへ。残り180ヤードの第2打を「うまく乗った」と3メートルにつける。
「下りのパッティングだったから、入ったらラッキーというぐらいの感じでした」。バーディーを奪い、波に乗る。さらに、8番では、「ホールインワンの手応え」。素晴らしい7Iのショットは、15センチにつけ、楽々とバーディーだった。この2日間、上がり3ホールで4バーディーを奪う。終盤の勝負強さが印象に残った。
今大会の優勝で、ステップ・アップ・ツアーの賞金ランキング1位へ返り咲く。「残り4試合。まだまだ油断はできない。気持ちを切り替えて頑張りたい」。2週後は地元、沖縄のかねひで美やらびオープンが控え、最終戦は2016年、優勝を飾った京都レディースオープンと注目を浴びる試合が待ち受ける。上原は、さらなる追い風を吹かすことができるか。