前向きにコツコツと　河本結がVへ前進

　2018年LPGAステップ・アップ・ツアー第20戦『日台交流うどん県レディースゴルフトーナメント』（賞金総額2,000万円、優勝賞金360万円）大会第2日が13日、香川県仲多度郡の満濃ヒルズカントリークラブ（6,436ヤード／パー72）で行われた。今季ステップ3勝をマークしている河本結が、勢いを味方に通算8アンダーで単独首位。1打差の2位に脇元華がつけた。また、通算4アンダーの3位タイは上原美希、台湾のアマチュア、ホウユーチャンなど、6人が続く。（天候:晴れ　気温:20.1℃　風速:1.7m/s）

　ラストスパート。ステップ・アップ・ツアーの賞金ランキングトップを走る河本結が、首位へ浮上した。「前週のかねひで美やらびオープンが、競技不成立になったので、残りは2試合。賞金ランキングを意識していないと言ったらウソになるけど、優勝や賞金ランク1位は、一生懸命プレーした後の結果です。まずは目の前の1打に集中します」。浮かれたところは全くなし。

　そして、「少しでも、獲得賞金を積み上げておきたかった。前週の試合ができなかったことは悔しい。沖縄は、私の名前と縁がある。ゆいまーるやゆいレールなど、『結』は沖縄で良く耳にする言葉。母が『人と人との助け合い、結びつきを大切に』と付けてくれたそうです」とも語っている。

　愛媛県出身だが、今大会にかける意気込みは相当だ。「香川県は同じ四国。この試合はアマチュアから出場させていただいています。今年は、岡山県や広島県、ここ香川県や私の地元でも、豪雨の被害が大きかった。だから、中四国の試合で頑張りたい。前向きにゴルフを取り組むことで、被害を受けた方々の力に少しでもなれたらうれしいです。助け合い、結びつきを大事に。心の底から願っています」。

　首位で迎える最終日は、SkyレディースABC杯以来2度目。「第1日は、パッティングがさっぱりだったけど、今日はパッティングが良かった。最終日は、いつものように、コツコツとやるだけです。全力でプレーすれば、悔いが残らない。自分との勝負です」と、結びの1ラウンドを迎える。