2025.4.7
稲垣那奈子がトップ通過―富士フイルム・スタジオアリス女子オープン 主催者推薦選考会
2018.10.21
<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>
NOBUTA GROUP マスターズGCレディース マスターズゴルフ倶楽部(兵庫県)最終日
初めての最終日、最終組。最後に崩れてしまったものの、圧倒的優位と見られていたアンソンジュを確かに追いつめたのは、松田鈴英だった。2番、3番で連続バーディーを奪い、勢いにのると、大乱調のアンが9番まさかのダブルボギーで、あっという間に1打差に。「アンさんが予想外に落としていたので、いけるかな」と、突入したバックナインでもバーディーを重ね、くらいつく。
本人が「経験不足が出た。悔しい」と振り返ったのが上がり3ホール。「簡単なアプローチだったのに」と16番で寄らず入らずのボギーとすると、「風がアゲンストで、力んでしまった。リズムが速くなった」と17番のティーショットを大きく左に曲げて、ダブルボギー。ホールアウト後には張り詰めた緊張がはじけ、目からは大粒の涙がこぼれた。
しかし、賞金ランキングは15位まで浮上。「今年の目標でもある」という最終戦「LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」の出場権(賞金ランキング25位まで付与)獲得には大きく前進をした。「できれば優勝して決めたい」と今回の経験を糧にして、シーズン最終盤の戦いに挑む。