2019.7.18
渋野日向子 かわいい系ではなくても…
<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>
サマンサタバサ ガールズコレクション・レディーストーナメント イーグルポイントゴルフクラブ(茨城県)
初出場でも優勝候補。それが、渋野日向子の現在である。ここ4戦、優勝を含むベスト10フィニッシュを継続中だ。もちろん、調子はいい。とはいえ、「初めてのコースで、キャディーさんの力を借りながらやっています」とつとめて謙虚である。そして、「雰囲気がいつもより華やかで、私にはちょっと、違和感が…。かわいい系ではないし、場慣れしていない。でも友人から、サマンサだけは頑張って-といわれる」と満面の笑みで話した。
2週間後には、AIG全英女子オープンを控える。天候不順で悪条件にさらされても、粘りのプレーで1度も、オーバーパーはなし。前4戦の平均ストローク69.6も、充実を表す数字である。「いい準備ができている。出場が決まった時は、出られることだけが嬉しくて、試合のことは考えていなかった。でも、少し時間が経ってから、この調子で行けば、予選は通過できるのでは…。今の実力を、発揮できたら、と思います」。
それだけに、今大会も、「上位争いを続けることが大切です。予選通過は絶対。目標はトップ10です」と、さらりと答えた。さて、毎週のように質問される、今の自身をどういう感じでとらえているには、「まったく予想もできなかった。だから、どうしてといわれてもわかりません。だけど、わからないなりに鈍感でプレーできればいいかなぁ。考えても仕方がありませんから」。なるほど、その通りである。だから、シンデレラの冠がついた。
ちなみに、優勝を飾れば獲得賞金が9,000万円に近づき、1億円突破も視界へ入ってくるが、「税金が怖いです」。これだけは現実的だ。
(メディア管理部・森谷 清)
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