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2019.8.16

おはようチップイン 渋野日向子、完売に感謝

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

NEC軽井沢72ゴルフトーナメント 軽井沢72ゴルフ 北コース(長野県)第1日

 不吉を吹き飛ばす、アプローチの妙。渋野日向子がジワリジワリと上昇中だ。1番、アプローチは16ヤード。56度の第3打がスライスラインに乗り、カップへ吸い込まれた。ギャラリーへ感謝のチップインである。「おはようバーディーは、なかなかない。私にとって不吉かもしれない」と脳裏を過ったそうだが、この日から自身初のグッズが発売されたうれしい日だった。即刻、完売御礼である。

 「タオルを買ってくれた方が、たくさんいたのでうれしかった。本当にありがたい」と感謝を込めた。続く、パー5の2番も3メートルを沈めて連続バーディースタート。これが、常に話している自身のスタイルなのだ。「パー5は、バーディーをとるホール。4つのパー5ですべてバーディーをとって、あとはノーボギーでプレーする。そうすれば、4アンダー。それがベストのゴルフですね」と改めて説明した。

 一方で、従来のようにいかないことも。たとえば、ラウンド中のモグモグタイムだ。「あれだけ、メディアの皆さんからとりあげられると食べづらい。コースへ持ってきてはいません。あんまり、食べてシャッターを押されるのも…。きょうは、別のものを。おなかがすいてこまっちゃいますからね」。口調は明るかったが、注目されることはつらいものだ。

 とはいえ、しっかりとプレーができた。もちろん、狙いは優勝だ。「ここ5日間ぐらい、夜中にセキで悩まされている。ゆうべも午前3時ぐらいに目が覚めて、1時間ぐらいセキがとまらなかった」と打ち明けた。しかし、自身の置かれた状況を把握しており、決していいわけはしない。

 「優勝を狙うからには、第1日からこれぐらいのスコアを出さないといけません。しっかりとスコアを伸ばせたかなぁと思います」。6バーディー、1ボギーでも満足はしなかった。この日は、9番でもアプローチの妙技を披露。日本人選手42年ぶりのメジャータイトルホルダーは67ストローク、すべてが見どころだった。

(メディア管理部・宮崎 善秀)

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